社交ダンサー・競技ダンサー麻戸洋輔・中村綾のblog

鎌倉市大船を拠点に活動しているプロ社交ダンサー・競技ダンサーの麻戸洋輔(まとようすけ)・中村綾組のブログです。社交ダンスに関するあれこれを思うままに綴っています。

2018年03月

フォーメーションとは複数のダンサー、複数のカップルがチームで一つの作品を踊ることをです。プロのショーなどでよく行われます。FMと略されて呼ばれます。

普段の試合はカップル同士の闘いです。なので、どのカップルも自分達がフロアを支配しようとしています。世界のトップダンサーが競い合うブラックプールの決勝戦のフロアは、個性と個性かぶつかり合い、会場の格式も相まって非常に芸術的で、一つの芸術作品として完成されていると思います。


それに対して社交ダンスのフォーメーションダンスは、振り付けの段階からチーム全体で動くことを考えます。


①試合で踊る場合のフォーメーション
実はフォーメーションの競技会というものが存在します。国内ではたぶん唯一、大学生の試合で、大学対抗で行われています。プロの試合はありません。僕も大学生の時に弘前大学のフォーメーションチームに入って練習しました。この場合はシンクロナイズドスイミングのように、手の角度、タイミング、他のカップルとの位置、、、などをキッチリと決めて動くことが大切になります。個性を出しすぎてしまうと他の人とズレてしまう可能性が高いです。
下の動画がフォーメーションの競技会の模様です。非常にハイレベルです。


②ショーで踊る場合のフォーメーション
基本的に、選手の個性を尊重しつつみんなで一つの作品を踊ります。作品のテーマに沿ってさえいれば、ある程度個々のダンサーに委ねられる部分も多いです。もちろん合わせるところは合わせていきます。
これは社交ダンスの舞台Burn the Floorの一幕です。単純に見ていて楽しい!




どちらもフォーメーションダンスなのですが、目的が違うので全然違って、どちらにも良さがありますね。





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初心者の方が良く抱いているラテンのイメージの一つに「よくお尻が動いている」というものがあるようです。多くのダンサーのお尻が動いているように見え、確かに動いているのですが、実は意識はもう少し別の部分にあります。


ラテンには「ヒップムーブメント」という言葉があり、日本語でヒップと聞くと「お尻」を連想してしまいますが「hip」を辞典で引くと「腰」とあります。
つまりお尻を動かしてしまうと本来の動きのイメージから外れてきてしまう可能性があるということです。


じゃあ腰を動かせば良いのか?もう少し意識を深めるために骨盤を動かすと考えるのがオススメです。(ざっくりですが「腰」は身体の外側、「骨盤」は身体の内側というのが僕の勝手なイメージです(笑)身体の中を動かしたいですね。)


動きはじめはもう少し高い位置、胸と骨盤のちょうど間くらいの部分が動いてきて、それに連動して腰、お尻も動いてくると考えてみましょう。


上半身と連動させずにお尻だけ動かしてしまうと、下品な動きになってしまい間が抜けてしまいますので注意しましょう。見た目はこう見えるけど、本人が意識していることは全く異なったりするので気を付けて練習しましょう。自己流要注意!!

こちらの記事もチェック!!
自己流でダンスはできる?~パーティーダンス編~
自己流でダンスはできる?~試合編~



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生徒さんからよく聞く嘆きの声ですね。脚と手をタイミングに合わせてパッと出した体操のようなダンスに負けてしまう、、、これは何故でしょう?!
答えは審査基準にあります。以前書いた記事をご覧下さい。


競技においては勝ち上がるにはタイミングがクリアである必要があるのです。技術がなくてもタイミングが良ければピックアップされやすく、技術が良くてもタイミングが悪ければ選ばれにくい傾向にあります。


ダンスが、そのことが良い悪いという点は別として、競技会とはそういうものだと認識する必要があります。いくらよいムーブメントだとしても、クリアなタイミングでなければ審査員はピックアップできません。動きが滑らか、スムーズ、2人の関係が良い、、、他のことが良くてもタイミングが悪いと評価されにくい傾向にあります。


「体操のようなダンスに負けた、、、」という時は自分達のタイミングについて見直してみましょう!!

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競技ダンスの試合の結果は、簡単に言えば、審査員の多数決で決まります。タイムが出たり、技の難易度により点数が決められていたり、という部分は一切ありません。


最終的には審査員の主観で順位が決まります。そのせいなのか、1度順位が決まると変化があまり起きない傾向にあります。特にイギリス三大大会の結果は他の試合にも大きく影響しているような気がします。


現在の世界の決勝メンバーはほぼ固定。他のスポーツのようにチャンピオンが一次予選で敗退した?!というような波乱も聞いたことがありません。(やる前から、試合結果の予想ができてしまうのは観戦する側からするとつまらないですよね、、、)


理由は様々ですが大きく二つあると思います。

①人間が評価するから
実際に審査員をしている人から聞いた話では「いつも1位のAさんと、いつも2位のBさん。もちろんBさんのダンスも良くなっているのだけど順位を変えるまでの決定打に欠けると、いつもの順位をつけることになる」とのことです。トップアマ、プロの世界では、審査員も選手の顔やだいたいの順位を知っていることがあります。
その証拠に審査員の顔ぶれが違うと評価が異なることが多いです。あまり日本に来ない海外審査員が審査に入ったりすると、いつもと違う結果になったりします。


②減点方式でない
実は減点というものがありません。(団体によっては準決勝、決勝で点数方式の場合があります。この場合は減点されます!しかしこちらの場合も予選は減点方式ではありません)
審査員は「次のラウンドに進めても良いと思うカップルをピックアップする」のが仕事です。基本的には「良い」と思ったカップルをピックアップします。転倒、スリップ、コネクションミス、、、こういったことがあっても、他のカップルより良いと判断されれば次のラウンドへ進めます。
そしてトップダンサーは転んでもただでは起きないのです!

こんなことされ、こんだけ会場が沸けばパフォーマンスとしては最高ですよね笑
ミスやハプニングさえも、パフォーマンスにしてしまう。ダンスが点数化が難しい理由の一つだと思います。



いずれにせよ結果が変化しづらいという事実は存在します。ただ、結果が観客に分かりやすくなるように改善されていけると良いですね。



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アニメにもなった、「ボールルームへようこそ」という漫画。最近はそれを見てダンスを初めてみたくなったという方も多いようです。


さて、その中で試合中に主人公の多々良君がアマチュアチャンピオンの兵藤君の代わりに試合に出るというシーンがあります。作中では多々良君は兵藤君のパートナーとワルツを踊りきります。兵藤君は多々良君の踊りを見て闘志に火がつき、タンゴを踊りきったところで倒れてしまい、さらにワルツでの替え玉も発覚して失格に、、、というシーンですね。さて、実際には可能なのでしょうか!?


ジャッジは事前に選手の背番号を調べてはいけない決まりになっています。なのでチャンピオンの背番号を知ることができません。
問題はジャッジ以外の運営している役員の方、観客の方々です。実際アマチュアのチャンピオンともなると超有名です。予選だろうとチャンピオンがフロアに出てきただけで、歓声が上がったりします。観客の中にはチャンピオンの背番号をパンフレットで調べて登場を待ちわびている人もいるもいます。


つまり、、、
①替え玉の多々良君が登場
②ジャッジは気がつかない可能性があるが、観客、役員の方々が気づく。
③ざわざわ、、、
という感じになるはずです。


ワルツを踊った後に役員の方に連れていかれ失格。もしくは最悪の場合、ワルツを踊っている最中に曲を止められて失格ということになるかもしれません。


結論!アニメだから可能!笑




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