社交ダンサー・競技ダンサー麻戸洋輔・中村綾のblog

鎌倉市大船を拠点に活動しているプロ社交ダンサー・競技ダンサーの麻戸洋輔(まとようすけ)・中村綾組のブログです。社交ダンスに関するあれこれを思うままに綴っています。

2019年07月

僕は弘前大学の競技ダンス部に所属していました。綾先生の実家と僕の実家の中間地点が弘前なので、帰省する際にはなるべく顔をだすようにしています。今年はちょうど公式練習の日(全員で集まって練習する日)だったので、全体の様子をみることができました。
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やはり運営メンバー、所属するメンバーが変わると部の雰囲気は変わっていきますね。練習の雰囲気はとっても良かったです。ダンサーが楽しんで踊っている様子は素晴らしく、そういった空気を部として作りあげることができている。これは僕らが学生の頃にはできていなかったですね。
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ただ、一歩間違えると、ノリだけでやっているようにみえてしまう(笑)みんな元気は良いし、エネルギーがある。この辺りも競技会では重要なので悩ましいところです。バランスが大事なんでしょうね。
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弘大の後輩達に伝える時に気を付けていることは「技術的なアドバイスは少なめにする」ということです。僕は遠い地、大船から応援する立場なので、継続的な技術的アドバイスはできません。基本的なテクニックは自分の信頼するコーチャーから教わるのがベストでしょう。ヒントになりそうなことをワンポイント伝える程度にとどめています。


もちろんもっと会う回数が多ければいろいろ伝えることも可能なのですが、いかんせん距離がね、、、その役割を僕が担うのは無理があるしベストでないよね。


ではたまーに来るOBとして現役にどんなことができるか?僕はなるべく学生の子にたくさん話をしてもらおうと考えています。その子のダンスに対する考え方、悩み、そういったことを話してもらうことにより、メンタル的な部分が垣間見えてきます。


ハッキリと言ってしまえば、技術の上達にはめちゃめちゃ時間がかかります。でも気持ち、考え方など、頭の中の変化というは一瞬で切り替えることが可能です。ダンスの面白いところです。理屈や理論だけでなく、そう思う、願うだけで踊りが格段に良くなることがある。もちろんならないこともあるんだけど(笑)


次に会う時はさらにパワーアップした姿を見せてくれると思うと楽しみです。


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社交ダンス教室やサークルには様々な人が訪れますが、ときたま思うのはダンスの楽しみ方って本当に人それぞれだなぁということ。


眺めていると、

・運動したい
・技術向上
・理論の研究
・友達作り
・称賛されたい
・話をしたい

といった希望の掛け合わせが多いのかなという感じ。


例えば、希望パラメーターの総合値は100とすると

とある競技ダンサー
・運動したい 15
・技術向上  50
・理論の研究 20
・友達作り 5
・称賛されたい 30 
・話をしたい 0
競技会で勝ちたい!というのが目的なのでこんな感じ?


趣味探しでサークルに入会したばかりのビギナー
・運動したい 40
・技術向上 10
・理論の研究 0
・友達作り 40
・称賛されたい 0
・話をしたい 10
とにかく身体を動かしたい!お友達が欲しいという方はおそらくこんな感じ。


そして私がプロに成りたての頃、謎だった存在。競技会やパーティーや発表会に興味なし、だけどせっせと真面目に練習する紳士たち(コレなぜかホント男性に多い)
・運動したい 20
・技術向上 40
・理論の研究 40
・友達作り 0
・称賛されたい 0
・話をしたい 0
彼らは職人・研究者体質!学びを深めること自体に楽しみ&意味を見出している人もいる。


レッスンを受け、発表会やパーティーに出る生徒さんもパラメーター考えてみたけどホントさまざますぎてモデルケースすら作れない。


レッスンの受け方ひとつとっても
・運動したいからとにかく曲に合わせてたくさん踊りたい人
・ダンスの理論を理解したいから説明を受けて納得してから動きたい人
・先生にとにかく話を聞いて欲しい人
いろんなパターンがあるし、みんな毎回同じじゃないよね。


パーティーもそう。技術向上のチェックの場にしてる人もいるし、みんなから称賛されるために頑張っている人もいるし、友達や教室のみんなで楽しくお祭り!的に考えている人もいる。これも最初に書いたようにそもそも一つの希望じゃなくて、いろんな希望を持っている人がほとんど。


どれも正解だし、間違いはないです。けどこんなに楽しみ方の振り方?というか考え方がひとつのダンスで違っているのもおもしろいよね。


しかも「ダンスパーティー行くのが好きだから技術向上よりもお友達作りの方が重要なんでしょ。」とか「競技会に出てるから技術向上がメインでしょ。」とよくあるパターンで決め付けられなくて、競技出てるけど、お友達作りのパラメーターがすごい高い人もいるし、どのパラメーターが重要なのか人によって全然違う!!


おもしろいし楽しみ方は多様な方がいいと思うのだけど、先生としては生徒さんがどんなことを求めてダンスしているのかしっかりヒアリングしないと色々なパターンがあるので把握が難しいね。


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生徒さんに聞かれることがあります。「回転で上手く止まれないんです。どうやったら止まれるようになりますか?」


そういった場合、たいていは上手く止まれないステップを見せてもらって、「上手く止まれない理由はなんだと思う?」と聞いてみます。


「止まれないのは体幹が弱いからですかね?でもどうやって体幹を強くしたらいいですか。」とか「バランスが悪いんだと思います。なんかグラグラするんですがいい方法はありませんか?」なんて答えが返ってきます。


もちろん、体幹が強くすること・バランスを良くすることは大事です。ですが、私がこの質問をされるときは次の原因であることが多いです。


ずばり「回転しすぎて止まれない」です!


そんなバカな…と思う人もいるかもしれませんが、とっても多いんです。自分もやってしまうときがあるのでとても気を付けています。


回転して止まるのが上手い人は、そうでない人に比べ、早めに回転を止めます。


例えば、スリーステップターンで一回転。見た目は同じ一回転ですがやっていることは違います。
普通に踊ると、足を開く・閉じる・開くの3歩踊る間に一回転。


上手い人は、最初の2歩で回転は終わり。と考えます。そして残りの3歩目はラインを作りに行きます。回転量は最初の2歩で一回転ではなく、一回転よりも回転量を90度少なくします。なぜかというと残りの90度は惰性で回転してしまうからです。


この惰性の計算ができると止まるのがかなり楽になります。車を運転している人なら制動距離という言葉を知っている人も多いと思いますがそれに似ています。


車を運転していて急ブレーキを踏むと、車が実際に止まるのはブレーキを踏んだ位置より少し進んだところ。ブレーキが利くまでに進んだこの距離を制動距離と言います。「車は急には止まれない」ってやつですね。


コレと似たようなもので、人間も急には止まれません。しっかり一回転回ってから止まろうとしても無理があるのです。そのせいで余分に身体に力が入ったり無理やりバランスをとるのでグラグラしたり、変な形になったりするのです。


ちなみに制動距離は車のスピードが速ければ速いほど、距離が長くなります。これも似てる。回転も回るスピードが速ければ速いほど惰性で回る分量が増えるので、回転量を少なくタイミングを早めに終わります。


なので、以前は上手く止まれていたのに急に止まれなくなった!という人は回転が速くできるようになった可能性も!回転するスピードによって回転を終えるタイミング・回転量を調節しましょう。


それだけで回転で上手く止まれる可能性がぐっと高まりますよー!


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参議院選挙が終わりましたね。ダンサーの方々は日曜日は忙しいので多くの方が期日前投票でしょう。僕らも前日に投票してきました。

今回は選挙結果よりも投票率の低さがなかなかの衝撃でしたね。この数字は若い人のせいだけとは言えなくなってくる気がします。


さて、選手会活動も国の政治に似ています。選挙があって、投票して、会長や理事を決めて、、、多くの人が選手会の活動に興味を持てない点でも同じです。


興味や関心が持てない理由の1つに選手会の活動と自分の生活に、直接的な結びつきがないということが挙げられると思います。選手会はあくまでプロ競技選手の地位向上が主な目的です。現状主な収入源は自分のスタジオでのレッスンですので、極端な話、選手会がなくなっても生活には困らないのです。


仮に選手会がなくなったとすると?競技選手としては、運営組織との団体交渉権がなくなるので非常にまずいことになります。例えば競技会の運営の不備、審査不正などの指摘ができるのも会としてまとまっているからです。


競技選手として頑張りたい方は選手会の活動へ少し興味を持ってみましょう。ブロック会議といって自分の考えを選手会の理事会へ伝えるチャンスがあります。僕の所属するTNKSは新春パーティー、ダンスガラ、総会の3つの行事と、あとはブロック会議にさえ出ていれば十分選手としての義務を果たしているといえます。


よく聞く声はブロック会議の意見があまり通らないということ。まぁ確かにそうなんですよね。自分も理事として理事会に出席しているのですが、良い意見、必要な意見でも通らないことがあります。でも選挙と同じで、声を上げていかないとますます意見は通らなくなります。


選手会活動は正直面倒と感じることも多いです。僕としては会議に来ていろいろと文句を言うだけでも良いと思います。どうせ変わらない、、、と思い投票に行かないと、ますます悪くなってしまうでしょう。


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これはダンス教室に限らず、他の習い事でもあるのかもしれません。
囲いこみとは「うちのスタジオに通っている場合、他のスタジオに行くことは禁止します」として、他のスタジオへの生徒の流出を防ごうとすることを言います。


生徒さんはスタジオを選ぶ権利があるので本来はそんなことはできないはずです。まぁ逆に先生も生徒を選んでいて「私以外の先生に習うならば、もう私は教えないよ」ということなのでしょう。


囲い込みをする理由にはいくつか理由があると思います。


1、売り上げの確保
完全に商売の目線からみると、他の先生に流れた分の売り上げが減ります。他の先生にお金を払うくらいなら自分のスタジオに使って欲しいということでしょう。


2、自分の教えたことをやってこない
この場合は、先生目線からすると少し気持ちが分かります。他の先生のレッスンを受けるのは良いけど、自分の教えたことをやってこないのはどうなの?となり、そんなことなら他に行くな!もしくはもうその先生に習ったら?となっているパターンでしょう。


3、自分のレッスンに自信がない
僕的には、囲い込みをする場合のほとんどがこのパターンだと思います。自分のレッスンより他の先生のレッスンの方が良いと感じてしまったら生徒が辞めるのではないか、、、?生徒がいろいろと勉強をして自分の教えに疑問を持ってしまったらどうしよう、、、?このタイプは「いろんなレッスンを受けると混乱してしまうよ。」と言って自分の情報以外をシャットアウトしようとします。


僕はどの先生に受けようと生徒の自由だと思います。いろんな先生にレッスンを受けて情報を集めることで見えてくることもあります。そこには先生との信頼関係あるということが前提となりますが。


気を付けなくていけないのは、このあたりの考え方は先生によって異なるということです。「自分以外の先生に習うのは絶対に許さない、他の先生に習いたいならば辞めてください」という先生がいるのも事実です。こういった先生にどうしても習いたい場合は、他の先生に習うことをあきらめる必要があります。このあたりは先生のこだわりもあり、どうしようもありません。その先生にそれだけの価値があるのか見極めるのは生徒さん自身となります。


社交ダンス界の闇シリーズ(笑)


ダンススタジオキシモト大船
麻戸 洋輔・中村 綾

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