先生からもっと膝を曲げなさい!と言われた事はありませんか?誰もが一回は言われた事がありそうなこの注意ですが、素直にトライするとこんな事が起こったりします。


・曲げて踊った後、太ももがパンパンになる。
・膝を曲げると動きがギクシャクする
・何だか膝が痛い


膝を曲げる=下に下がると考えてしまい、上記のようなことに陥ってしまう場合が多いように感じます。まずは膝を曲げるイメージを見直してみましょう。


そもそも膝を曲げるのは何の為なのか?という目的について考えてみましょう。一番の理由は動く為です。まぁ当たり前ですね(笑)歩く、走る、飛ぶ、必ず膝の曲げ伸ばしを伴っています。まずはここを抑えておきましょう。


さて、膝の曲げ方でトラブルになるのはスタンダードで「ロアー、フォール」だと思いますので今日はその事例で考えてみたいと思います。


ライズ&フォールを行う為には確かに膝を使います。しかし前後左右への移動を一切伴わず上下動するということはありません。必ずいずれかの方向への移動を伴います。そして身体の構造上、膝は前にしか曲がりません。
進行方向へ移動しながら膝を前曲げるようなイメージで踊ってみるといいと思います。


前進する時は、体は前に進みながら、膝も前に
後退する時は、体は後ろへ進みながら、膝は前に
ということですね。


また、膝を曲げる時は同時に股関節も曲げましょう。誤解を招く表現かもしれませんが、すごいざっくり表現すると膝を曲げた分量に応じておしりが少し後ろに動くような形となります。


「膝をもっと曲げなさい!」の本当の意味は


「もっと膝を(前に、かつ進みながら)曲げなさい!」だったり
「もっと膝を(股関節を曲げながらorお尻も後ろに出しながら)曲げなさい!」


だったりします。
もし、膝を曲げなさいと言われて上手くいかなかったら試してみて下さいねー!!