ブログ読んでるよーという方からこんな記事が読みたい!とリクエストを頂きました。ブログネタに困らなくて助かる~♪


お題は「滑るフロアでの踊り方」
上手な人は滑るフロアでもあまり滑らずに踊っている!その秘訣はなんなの?ということでした。


上手い人は大きく以下の三点が違うのではないかと思います。

・フットプレッシャー
・姿勢
・バランス

この三つのポイントには相互関係にあるのですが、ひとつずつ解説してみます。


・フットプレッシャー

足で地面(フロア)に圧を加えることね。床を踏む・抑えるなどと表現されることも多いです。
上手な人は、そうでない人に比べて身体が良くストレッチされている。踊りながらストレッチするには床へのフットプレッシャーが不可欠です。よく分からない人は試しにかかとを床に着けたまま背伸びしてみましょう。足に力が入りましたよね?滑るときは、床と平行方向の力の割合が高いときが多いです。床に触れている足にかかる圧が強いほうが、床と垂直に働くエネルギーが強くなるので滑りにくいです。


・姿勢

姿勢が歪んでいる=すでにバランスが崩れている状態。なので、姿勢が悪いとむしろ人よりも滑ります!笑 逆にいえば姿勢が整っている=バランスが取れている。バランスが良いと滑りにくいですね。姿勢が悪いと一人で踊るのも難しいし、パートナーとの位置関係がちょっとズレただけで踊りにくくなります。上手い人は自分の良い姿勢をキープする力が高いです。お相手の姿勢が悪くても、相手がちょっと滑ろうがズレようが寄りかかろうが自分の姿勢をキープできます。


・バランス

姿勢と重なる部分が多いですが、ここでは両足の間のバランスを考えてみたいと思います。上手な人ほど、中間バランスといって二本の足の間を体重移動している時間が多いです。片足一本で立っている人と二本の足で立っている人を比べたら当然二本で立っている人の方がバランスがいいです。中間バランスで踊れると上半身が前に突っ込んだり、後ろに倒れたりしにくいので滑りにくいですね。


滑るときは、だいたい体重が上手く出した足の上にのれていない状態です。出した足の上に体重を乗せるタイミングの調整力・身体のパーツの配列が上手い人が滑りにくい!


ちなみに自分達の場合は、両足のフットプレッシャーを強める&中間バランスの練習が滑るフロアでも踊れるようになるのに一番効果的でした。


これだけ書くと、結構トレーニングしないと滑るフロアで踊るのは無理!ってなっちゃいますね!笑 競技会・デモで踊るフロアが滑る!今すぐどうにかしたい!というときは、先程紹介した3つのポイントを”いつもよりしっかり気をつける”のがオススメ!いつもっていうのは滑らない普通のフロアで踊るときね。


いつもより床を強めに抑えて、突っ込んだりしてバランスが崩れないように、姿勢に気を付けて踊る!ということですね。現場ではそのくらいしかできないです。


とまぁ、踊り方で解決するのはなかなか大変なので、手っ取り早く物理的に解決する方法も覚えておいてね。


・ガリガリ(シューズブラシ)を使う
・パラフィン(ロウ)スタジオによくある白い粉
・ひまし油・滑り止めスプレーなどを靴底に塗る(塗り過ぎ注意!)


よく水をつけている人がいますが、水はシューズの裏の革が劣化してシューズ自体がどんどん滑りやすい状態になっているので止めたほうが良いです。またダンスフロアはフローリングではなく、生の木を使っています。水を撒くとフロアの木材が痛んだり・腐ったりするのでスタジオ・練習場では水を使うのを禁止しているところが多いので気を付けて。


以上、滑るフロアの踊り方でした!ちなみにどんな上手い人でも滑るときは滑るし、コケます!(笑)ときには危ないバランスに挑戦することも必要だからね。でもなるべく試合やデモではコケたくないなぁ。


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