2021年リライト版↓
社交ダンスのプロになる為には?!その①
社交ダンスのプロになる為には?!その②
社交ダンスのプロになる為には?!その③
社交ダンスのプロになる為には?!その④


以前話したように、例え選手として成功したとしても賞金やデモの出演料だけで生活はできません。まず賞金はものすごく安い。当日の経費分も出ないということはもはや普通です。もちろん生活どころではないよね。


ここは悲しいところではありますが、現時点ではマイナースポーツなので仕方ないと思います。将来的にどうなるかは何とも言えませんが、現時点ではプロ選手は賞金の為に競技会に出ているわけではないというのが現状です。



出演料は自分の競技のランクによって様々ですが、デモだけで生活できる金額が貰えるダンサーは本当にチャンピオンクラスだけ。ただしトップクラスになればなるほどダンスに使う金額も大きくなるので何とも言えないところ


ということで、多くの選手は生徒さんへのレッスンなど別の収入源をメインに生活しています。実はプロの選手たちがこのコロナ禍でも何とか生き延びている理由がここにあります。


競技会、パーティーが開催が難しいこの状況。開催がなければ当然その収入も0です。これは他のスポーツも同様で、企業の経営状況が悪化しスポンサー契約を解除したというニュースも目にしました。そういった影響は受けにくいのが救いです。もちろんレッスンの自粛もあるので影響が大きいことの変わりありませんが、、、


実はこの記事は2018年に書いた内容をリライトしています。当時僕は具体的にプロになる方法として二つを示していました。


①ダンススタジオに入社してプロの競技会に出場する
②ダンス以外の仕事で収入を得てプロの競技会に出場する


この二つ。一つずつみていきましょう。


①ダンススタジオに入社してプロの競技会に出場する
男性はスタジオに入社してプロになるパターンが最も多いです。女性の生徒さんが多いので男性はスタジオに雇ってもらいやすい。しかし、はっきり言って「ダンスへ打ち込める環境」「収入」などはスタジオによってもかなりの違いがあります。


オーナーの先生が家族のようにスタッフの成功の為にいろいろと理解してくれるスタジオもあれば、オーナーとスタッフはビジネスライクなお金だけの関係のところもあります。もちろんそれがメリットとなることもあればデメリットとなることも。


こればっかりは外からではわかりません。オーナーの方針や考え方が良いと思っても、ある程度覚悟して入社しないと後々大変です。これはダンスに限ったことではないですが、表向きは良い経営者でもバックヤードではえげつないことをやっている人は少なくないですからね。


メリットは他の先生がレッスンしている場面を見たり聞いたりできること。ダンスの勉強はしやすいと思います。もちろん練習もしやすいのも良い点です。スタジオのコネも使える場合も多い。


②ダンス以外の仕事で収入を得てプロの競技会に出場する
プロダンサーの仕事は収入が安定しないので1番リスクが少ない方法だと言えます。女性のプロの方はスタジオで雇ってもらえないことも多いのでこのスタイルの方も少なくないです。男性のプロでこのパターンはあまりいない印象です。


練習やレッスンの受講は仕事のない早朝、深夜でやるしかないので、身体的なキツさがあります。日曜日の競技会、パーティーでちゃんと休める仕事なのか、留学などに対応できるかどうかも、職場によって大分違うと思います。


2018年の記事に僕は上記のように分類していました。2021年現在、僕の中ではもう一つの提示できそうです。


③ダンス以外の仕事で収入源を確保しプロ競技会に出場、副業としてダンス教師をする
実は1部のアマチュア選手は既に似たようなスタイルを取っています。副業という形でダンスのレッスンやデモンストレーションで収入を得る。本業はほとんどしていなかったりで実質ダンス1本の人もいますが、競技の出場セクションはアマチュアを選ぶという形です。


ダンスで収入を得ているのであればプロなのでは?と思う人も多いかと思いますが、以前書いたようにプロアマの明確な定義はないのが現状です。


団体によっては、アマチュアがレッスンをして必要経費以上の収入を得ることはプロ行為として禁止しているところもあります。アマチュアセクションに出場し続けたいなら注意した方が良いでしょう。


今後は会社員の方でも副業をする時代となりそうだし、こういうプロの在り方も良いのではないかと思います。情勢をみてダンス1本に変更することもできるからね。


スタジオに入ってプロになるというスタイルは何十年も前から続いてきたスタイルなのでメリットも大きいのも確かです。それと同時に時代にフィットしているのか?という点については常に考えていかなくてはなりませんね。


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