先月、我々の選手会TNKS所属の先生が「競技会観戦ツアー」をしました。初めてダンスを見る人に向けて、競技の説明、見どころなど解説した後に実際に試合を観戦し、大いに盛り上がりました。Twitterを利用し希望者を募集したところすぐに定員となったそうです。発起人となった先生のアイディアと行動力は本当に素晴らしい!


さて社交ダンスのプロ競技会のチケットですが、実は売れ行きがあまり良くありません。理由はいくつか考えられます。


1、チケットを選手自身が売っている
大きい競技会以外は出場する選手が手売りしています。自分の生徒さんに「競技会を応援しにきませんか?」と声をかけて売っているのが現状です。出場する選手の生徒さんで会場が埋まっていて、それ以外のお客さんはほとんどいないという状態です。プロ選手自体が減少しているので、チケットも売れなくなってくるのは当然です。


2、運営側は選手の生徒さん以外の観戦者のことは考えていない
非常に残念なことですが、様々な面において運営側の対応が悪いという声を良く聞きます。生徒さんが先生からチケットを買って観戦に来た場合は、先生、つまり選手がいろいろと気をまわしていることが多いです。それ自体は良いのですが運営側がそれを当然と思っている場合が多く、「選手の生徒さん以外の観戦者」への対応はあまり考えられていないのではないかと思います。


背景には、競技会の収入源があるのではないかと思います。
実は競技会の収益の半分以上を占めるのが競技会のエントリー料です。プロもアマもエントリーが多かった時代はそれだけで運営費用がまかなえたのでしょう。また、プロのエントリーが多い=チケットも売れやすいということです。


つまり、運営側にとってのお客様は「観客」ではなく「プロ・アマの競技選手」だったわけです。基本的に出場選手の為の競技会になってしまっているということですね。


僕らプロダンサーができることは、来てくれたお客様に自分達のダンスを魅せ、何かを感じてもらい、また見に来たい!と思わせることだと思っています。そういった意味では、自分達のダンスを良くする為だけに全力を注ぐべきだという意見もある程度理解はできます。僕も本音を言うと、自分達のダンスのことだけを考えて生活できたらどんなに良いか、、、と思います。プロならみんなそうだと思います。


しかし、せっかくダンスに興味を持って見に来たい、と思ってくれた方々を取りこぼしている現状は非常にもったいないと言えます。前述の「競技会観戦ツアー」新規の方にとってもやさしい良い企画でした。我々選手も、もっと観戦する方々のことを考えていく必要があります。それがダンスファンの増加に繋がると信じて、、、、



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