先日私達の所属する競技団体JDCからのお知らせで、視覚障碍者の方のレッスンをするときの対応方法が送られてきました。JDCはブラインドダンスが結構さかんで競技会もあるし、視覚障碍者の方をすでに今現在レッスンしてるよ、という先生も多いです。(ブラインドダンスってなに?という方はブラインドダンスとは?!を見てね!)私達も縁あって数名ブラインドダンサーを教えています。


お知らせは主にまだ視覚障碍者の方のレッスンをしたことのない先生向けだったのですが、普段レッスンしている中で、疑問に思っていたことの答えになるものが書いてあり、大変勉強になりました。


普段疑問に思っていたことと言うのは「フットワーク」!私の教えているブラインドダンサーの方々は全く見えないわけではなく、弱視と言って見える範囲が狭かったり、視力が極端に弱いという方達です。


見えないからなのか元々の個々人の能力が高いのかは分かりませんが、理解力が非常に高く、教えるとすぐに理解してしっかり練習してきてくれますし、自分でも色々考えて練習しているようでなかなか鋭い質問もしてきます。また、これはどの生徒さんでも必要なときにすることですが、動作を教えるときに身体を持ってもらって教えます。その再現度がかなり高いです。ですが、スタンダードやラテンのサンバなどのフットワークや膝の使い方は重要性はしっかり理解しているものの他の動作よりもやりにくそうでした。その人個人のクセかな?と思っていました。


お知らせによるとブラインドダンサーの方は普段は白杖をついて地面の状況を判断しながら歩いているので足の上を乗り越える感覚が衰えやすいとのこと。確かに地面を確認しながら歩くと大股では歩かないし、つま先から着地したりベタ足になると思います。そのほうが安全です。そうか、普段安全に生活するための動作が身に着いた結果だったのかー!!だから同じような動作のクセがあるんだ!!とすごく納得しました。


身体にはこれまでの経験が蓄積されるという記事にも書きましたが、その人の得意な動作も苦手な動作もこれまでの経験・生活が蓄積・繁栄されます。なぜその動作が苦手なのかバックグラウンドが分かれば、対策もしてあげやすいですね!


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