先日、レッスン終わりに「ほかに何か質問あるー?」と聞いたら、「最初は大丈夫なんだけど、踊っているうちにボール(母指球)とかつま先が痛くなるのですが、なんでですか?」と生徒さんに聞かれました。


そういえば、自分も最初のうちは痛くなってたなぁ…。と思ったので記事にします。最初から足にトラブルがある人はまた状況が違うと思うので、今回は踊る時だけ痛くなる、という前提で話します。


足の指やつま先、ボールが痛くなる人はバランスが上手く取れていないことが多く、足の前方に体重をかけすぎていることがよくあります。さらに、前に体重をかけすぎているにも2パターンあると思います。


1.立っている時点でバランスが足の前の方にある

2.動くと前のめりになる


1はヒールを履くことに慣れていない人にとても多いです。
スタンダードなら、姿勢があばらを開きすぎだったり、ボディを相手とくっつけようとしてつま先に体重が乗っている。ラテンはあばらが開きすぎだったり、ニーバックを過剰にしすぎて腰を反った姿勢になっているなど姿勢に問題があります。


2は足を動かすタイミングに難あり。
胴体の進行するスピードに対して足を動かすのが遅い、もしくは歩幅が小さすぎるのが原因です。このタイプは音楽にも遅れがち。
またこのタイプはフットワークが間違っている人も多いです。正しいフットワークを知っているのにできない場合は、ライズ&フォールやバランスの位置が間違っているので見直しましょう。

どちらのケースも前ももやふくらはぎ、お尻の筋肉など足の指やボール以外の部分にも余分な負担がかなりかかっています。早めにバランスを見直しましょう。自分で解決できない場合は、冒頭のケースのように早めに先生に相談してしまった方が良いでしょう。クセがついてから、痛みがひどくなってからの方が直すのに時間がかかります。


長時間練習している訳でもないのに痛いのは黄色信号!早めに直して楽しいダンスライフを!


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