相変わらずコロナの感染はなかなか無くなりませんね。多くのスタジオがコロナ対策のため以前とは営業スタイルを少し変更して営業しています。
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その影響からダンス界にも若干強制的に働き方改革の波が来そうな予感。
例えば、今は『三密』を避けるため、スタジオに入場できる人数に制限をかけているところが多いです。なので、以前とは異なりレッスン予約のないスタッフはスタジオに長時間滞在しなくて良くなっています。
従来スタジオに常勤の先生の多くは、お給料は完全歩合制、つまりこなした生徒さんのレッスン数だけで支払われる、にも関わらず、レッスンがない時間はスタジオに滞在して受付業務や掃除・経理、はたまたオーナーのお使いなど様々な雑用をすることを要求されていました。
まあこれはよくあるケースというだけで、もちろんちゃんとした勤務形態のところもあると思います。今の状況も消毒などの作業は増えてはいますが、サービス残業的な作業が減り、自分の時間を有効に使えている人もいるのでは。
また、
- フロアの混雑を避けるため
- 通常の時間帯のみでは売上が厳しい
- パーティーや競技会がキャンセルになり、予定が空いた
本来、サービス業や飲食店なら日曜日は一週間で最も集客できる日です。社会人の方の多くが日曜日休みですもんね。生徒さんにとっては、レッスンを受けられる時間や曜日の選択肢が広がるので業界全体としては良い傾向です。
自分達もアマチュアで出ていた頃は「日曜日にスタジオやってたらな〜、レッスン受けてから練習できれば効率良いのに〜」といつも思っていました。
また、オンラインレッスンが普及し始め、遠くからでも移動の手間なくレッスンを受けられる機会も増えました。以前は集まって行っていた様々な会議もオンラインで行われるようになり、こちらも移動の手間が省けましたね。
先生達の勤務形態に関してはすでに近年、フリー(スタジオの従業員ではなく、個人事業主として働く)の先生が増えてきていたのですが、今回のコロナについてのスタジオの対応や経営状況などで勤務形態や働き方を今後変える先生も増えるのではないかと思います。
ダンススタジオは普通の会社勤めとは異なり、基本的に福利厚生や賞与・退職金などはないです。スタッフとして勤務していても今回のコロナように営業できない危機に陥った場合、スタジオに守ってもらえるという期待はあまりできず、自分の事は自分で守っていかなければいけません。
これまでより生活が破綻するリスクを高めに見積もって暮らさないといけないので「今までの収入・環境ではこのスタジオには勤め続けられない…」という人もいるでしょう。それは悲しいことですが、これを機にダンス界の雇用状況が適正化されてくれるといいなとも思っています。
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