社交ダンサー・競技ダンサー麻戸洋輔・中村綾のblog

鎌倉市大船を拠点に活動しているプロ社交ダンサー・競技ダンサーの麻戸洋輔(まとようすけ)・中村綾組のブログです。社交ダンスに関するあれこれを思うままに綴っています。

カテゴリ:日記 > 学生

僕の大学の頃習っていた先生にはそれはもうお世話になりました。熱の入った指導が深夜に及ぶことも。当時は僕の理解力もなかったこともあり「先生の言ってることわけわかんねー」と思いながらもレッスンに通い続け練習を続けていました。

僕の先生はレッスン中は厳しいのですが、学生を結構可愛がってくれていました。ただ試合の話になると「俺が審査員の時は絶対えこひいきはしないから、お前らに点数入れなくても恨むなよ!はっはっはっー!」といつも言っていました。


僕の所属していた東北ブロックでは試合があまりないんですよね。学生の試合は年4回、アマチュア戦も数回しかなく出場するには県を跨ぐのでプチ旅行という感じ。金銭的にもなかなか頻繁に出場することはできません。しかもタイミングよく自分の先生がジャッジするなんてことはなく、、、


でも4年間で唯一、一回だけジャッジをしてもらうことがありました。それがナント4年間で最後の試合、冬の全日本戦。


会場の東京に前日入りしてOBOGの激励会に参加していたら先生も顔を出してくれて、最後の試合だしわざわざ東京まで応援に来てくれたんだなぁと思っていたら実はジャッジだった。


当時は「なんだよ水くさいなー。ジャッジするなら言ってよ」と思っていたけど、俺がジャッジするぞーなんて言ってまわっていたら問題だよね笑


で、気になるのは審査の仕方。全日本戦だからもちろんレベルは高い。東北ブロックの選手は一次予選で終わってしまうこともしばしば。果たして本当にえこひいきなく審査するのか?!先生の性格上、四年生最後の試合で自分が教えてきた学生に点数を入れないなんてできそうもない笑。でもやはりプロとして、審査員としてのプライドもある。果たして結果は、、、?!


結論から言うと、、、弘前大学の学生には割と点数が入っていた。それどころか、東北ブロックの大学には比較的、点が入っているようにも感じる、、、これはえこひいきでは?!


ということで試合後に突撃してみました。本当にダンスをみて入れたのか?えこひいきだったのか?!


「俺はちゃんとダンスをみて審査したぞ!踊りはじめの数秒だけ見てお前らに点数入れたら、後はお前らの方は見なかった。もし後半の崩れた姿を見てしまったら点数入れられなくなるからな。はっはっはっー。俺の見た瞬間はお前らは他のカップルよりよく踊っていたよ。」


審査員は約1分30秒の間に8〜12組程のカップルを見なければなりません。同時に踊るので目に入ったカップルから順番に見ていくことになります。


良くある話なのですが、ステップの最初の方はハイクオリティで後半にいくにつれて失速していくということがしばしば起こります。これはステップの練習量、体力的、フロアクラフトなど様々な要因から起こります。


分かりやすいのはスタンダードかな。最初はホールドやポジションが綺麗だけど、曲が終わる頃にはすごい状態になってるというアレです。なので、最初の崩れる前を見て審査したから他の人より良かったよという理論。な、なるほど、、、


で、似たような話をプロになってからも聞いたことがある。外国人選手がたくさんいる中で、日本人の先生が審査員をする時の場合。やはり日本人選手を応援したいという気持ちもある。そんな時は、外国人選手に勝っている部分を探すんだとか。



ということで、ただのえこひいきではなく、良い点を探して審査していたということです。それを差し引いてもどうしても点数をもらえない場合もありますので、大人しくダンスを良くしていくのが一番ですね笑



こちらもどうぞ








    このエントリーをはてなブックマークに追加

この間、とはいっても結構前ですが、大学の後輩からシャドーコンペの動画が送られてきました。部活の合宿の最終日に行われる試合です。みんな上手くなってるなぁと思うのと同時に、僕らが学生だった頃と同じ体育館で同じように開催されているのが何だか不思議でした。


そもそもシャドーコンペとは?名前の通りシャドーで競う競技会です。ちなみに弘前大学では男女混合で区分分けせずに行われています。基本的に審査員は上級生、時にはOBの先輩や他大学の先輩が来てくれる場合もあります。


社交ダンスは2人で協力し合ってダンスを作り上げていくのに対して、この試合は一人での孤独な闘い。自分自身のステップがちゃんと分かっていない人はこの試合で炙り出されてしまいます(笑)僕もパソドブレを必死に覚えた記憶が、、、


一人で踊ることは非常に重要です。確かにペアダンスなんだけど、レベルが上がれば上がるほど個々の力が大切になってくる。


あとは自分の大学の同級生、先輩、後輩とリアルに順位がつくので負けられない。負けたのはパートナーのせいは通用しないからね(笑)


あくまで個人的な印象ですが、スタンダードは男子がやや有利、ラテンは女子がやや有利かなと思います。基本的にみんな簡単なベーシックステップを使用しています。男性のラテンのベーシックはチェック、クカラチャが多く移動するステップ少ない。また女性のスタンダードは進行方向が見えないのでフロアクラフトが非常に難しい、というのが理由です。


慣れていないとシャドーで試合に出るのは緊張するよね。こういう環境に無理矢理追い込んでいくことが自分を強くする秘訣なのかもしれません。そして試合に出なくてもシャドーは重要です。どんどん練習しましょう!



こちらもどうぞ
シャドーと組んで踊る時の違い
一人で練習、何する?~シャドーのネタ・ラテン編~
フレームを保ったままシャドーしよう







    このエントリーをはてなブックマークに追加

学生のダンス部だった時のお話。中学、高校とテニスをしてきた自分にとって理解できなかったことの一つが「笑顔で踊る練習」でした。とにかく口を開けて笑いながら踊り続ける。上級生にアドバイスを求めても「ダンスはまぁまぁだけど笑顔がない!もっと笑え!」と指導されたり。


内心は「いやいや顔じゃなくてダンスを見てよ」と思っていました。先輩に「上手い人で笑っていない人もいますよね?」と言って困らせてしまったことも(笑)


さて、部活には年2回の合宿の際にシャドーコンペというものがありました。名前の通りカップルではなくシャドーで踊って競う部内戦です。審査員は上級生の先輩。


当時僕はかなり練習していたので、詳しい順位は覚えていないのですが何種目か優勝、決勝でも上位の成績をとることができました。


そんな中で僕に他の審査員よりも明らかに悪い点をつけている先輩がいましたので、単純に気になってどうしてそのようにつけたのか聞いてみました。


「うーん、動きは良かったけど笑顔がないとねー。」
(ダンスを練習する意味ないじゃん、、、、)


正直この時はめちゃめちゃ不満でしたね。笑顔の有無で判断するのは横暴では?無責任な審査をするなぁと思っていました。


このできごと、今になって考えてみると僕のダンスに対する勘違いがあったことが分かります。


・音楽に合わせて動くこと=競技ダンスではない
音楽にぴったり合わせてクリアに動いたのに何で勝てないんだ!と思っていましたが、音楽の表現を競うのが競技ダンスですもんね。表現しているか、しようとしているか?ということは非常に重要です。


・笑顔が大事なのではなく、表情が重要。
表現するに辺り表情は非常に重要です。無表情は表現していないのでダメだよ、ということですね。笑顔も色々な表現の手段の一つです。



ただの運動ではなく表現なんだよ、ということですね。当時は悔しくて納得できなかったけど良い思い出です。



こちらもどうぞ
踊る時の表情は大事!その①
目の力は大切!
響く言葉・響かない言葉


    このエントリーをはてなブックマークに追加

春は学連では合宿のシーズン!新型コロナウイルス流行のせいで中止を余儀なくされている大学もあるようですが、マトアヤの母校、弘前大学のダンス部の子達は先日、無事に合宿を終えることができたみたい。合宿を終えるとみんなグッと上手くなるんだよなぁ。次に会う時が楽しみです。


そんな学連ではお馴染みの合宿。学連出身ではない方は「ダンス部の合宿ってどんなことするの?」と結構気になるみたい。


マトアヤが学連現役のときの弘大合宿はこんな感じでした。

会場:青年の家(体育館付きの宿泊施設)
期間:一週間

≪メニュー≫
・走り込み
・筋トレ
・レクチャー
・基礎練
・踊りこみ
・筆記テスト
・合宿ノートの記入
・自由練習
・シャドーコンペ

会場はめっちゃ田舎!最寄り駅までバスで15分くらいはかかるところでまわりにはほんとに何もないです。なぜか近くに牧場があって牛を眺めながら毎朝走りこみました!(笑)


また、合宿には通常の筋トレの他に『根性ヒコーキ』という名物メニューがあって、ずっとプランクとサイドプランクを繰り返す地獄の筋トレタイムがありました。コレはたぶん、名前は違うけど他の大学にもある気がする…。他にも『根性ナチュリバ』というワルツのボックスを1時間?するメニューもありました。


自分が現役のときにこんなのあるの?!と思ったのは『筆記テスト』確か出題されたのは、ダンスのルール、フィガー名、フットワーク、トップダンサーの名前だったかな?ちなみに珍解答はあとでみんなに公表されます。(笑)


あと弘大の場合、合宿の間は『合宿ノート』を記入することを義務付けられます。今日一日、どんなメニューをやったのか、レクチャーでは何を習ったのか、練習中、先輩に注意されたことは?練習して気づいたことは?などなど、合間の休憩時間にびっしり書きます。


ノートは毎日夜に提出して、次の日までに先輩がチェックしてコメントをくれます。間違っていたり誤解があるとここで訂正もしてくれるし、さらにアドバイスをくれたり、褒めてくれたりするので下級生のときはノートに先輩からどんなコメントがあるのか見るのが楽しみだったなぁ。


合宿では下級生は一気に知識を詰め込むことになるので、ノートに一度アウトプットするのは記憶を定着させる上でも良いよね。上級生も自分の教えたことを後輩がどういう風に理解したかというフィードバックが得られると次回はより正確に情報を伝えることができるよね。最初にノートのシステムを考えた人、エライ!


そして、合宿の最終日にはシャドーコンペが行われます。このコンペは通常とは異なりカップルではなく、ソロで各種目を踊ります。審査員は上級生&OB・OGが行います。男子も女子も一緒に競技するので今考えてみるとジャッジもすごい難しいよね~。一週間ダンス漬けの生活の成果はバツグンで、下級生一人ひとりの成長が見られて上級生は結構感動するよね。


審査はもちろん伸びた順ではなく、その時点の実力でつけるからすごく良くなったけど入賞できないって子ももちろんいる。けど、ダンスは自分では上達を感じにくいときも多いから、成績はでなくてもすごい伸びた!!って子を上級生は積極的に褒めてあげて欲しいなぁ。そうするとその子はもっと頑張れる!…かもしれない。


とまぁ、こんな感じで楽しく、ときに厳しく熱く!合宿やっておりました。懐かしいなぁ。他の大学の話もチャンスがあったら聞きたいものです。


こちらもどうぞ!



ダンススタジオキシモト大船
麻戸 洋輔・中村 綾

麻戸洋輔・中村綾のHPはこちら


麻戸・中村が主催するヤングサークルTeamKのHPはこちら


レッスンのお問合せはこちら


ダンススタジオキシモト大船のHPはこちら



    このエントリーをはてなブックマークに追加

土曜日は毎年恒例になっている関東在住OBOG有志による弘前大学の練習会がありました。主に関東の国公立大学が対象の試合なのですが東北からも参戦しています。東北ブロックはとにかく試合が少ない!なのでこうやって関東に出てきて試合経験を積んでいきます。


ちなみに自分が学生の頃もそうでしたが、パンダ号という上野に到着する夜行バスを利用しています。確か片道5000円くらい!破格ですがもちろん乗り心地は悪いですが、、、、


さて結果はというと準決、決勝に残ったカップルがいたようです。今回結果が出なかったカップルも良いダンスをしていたのでこの調子で頑張って欲しい!!
IMG_1389
めっちゃカメラ目線(笑)


自分のルーティンを踊りこなせるようになった後は、ステップの意味を考えてみるともっとダンスが楽しくなりそうです。このタイミングで、誰に対して、何に対して踊っているのか?どんなストーリーなのか?


ボルタだったり、チェックだったり、そういった基本動作に対してどうやってエネルギーを作り出していくか?という研究も重要です。それと同時に、そういった動作を音楽を表現する道具として使いこなす研究や、ペアダンスとして相手と繋がりをもたせていく研究も必要だと思います。


表現するためには基本動作や身体能力が不可欠であることは確かです。僕も以前は基礎能力がないから表現ができない、基礎能力を上げてから表現へのアプローチを、、、と考えていました。


でも今は、表現能力と基礎能力はリンクしない部分もあると感じています。平行して練習しいていくことが上達への近道なのかなと思います。



こちらもどうぞ






    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ