社交ダンサー・競技ダンサー麻戸洋輔・中村綾のblog

鎌倉市大船を拠点に活動しているプロ社交ダンサー・競技ダンサーの麻戸洋輔(まとようすけ)・中村綾組のブログです。社交ダンスに関するあれこれを思うままに綴っています。

タグ:タイミング

ダンスを習っているとレベルは違っても音楽の話になることは少なくないと思います。初心者の頃はリズムに合わせて動くのも大変ですよね。ダンス部に入ったばかりの頃は、みんなで必死にカウントを数えながら踊っていた記憶があります。


プロになった後ももちろん音楽の話とは切り離せず「もっとリズムを聞け」「歌うように踊るんだ。ボーカルを聞け」「メロディーを聞いて柔らかく踊れ」「鳴っている楽器の音を聞き分けろ。その中で好きな音を表現してみろ」とか、まぁ色々な先生が色々なアプローチで掘り下げてくる。


競技会でも音楽を外しているカップルには点数が入らないので、社交ダンスにおいて音楽の重要度が高いということは共通の認識としてあるかなと思います。


しかし!ここで衝撃的な事実が!!、、、、実は社交ダンスは音楽がなくても踊れます。
えー!そうだったのか!初めて知った!!ホントに?!と思う人だけでなく、何だか心あたりがある人も多いんじゃないかな。


社交ダンスはリード&フォローというルールがあり、これに基づいて動いています。男性の良いリードに対して女性が素晴らしい動きで応えれば、それはもうダンスといえるのではないでしょうか?スゴイダンサーが無音で練習していると、そこに音楽が見えることがあります。とまぁこれはトップレベルの話なのでおいておくね。


さてレベルは違えど、同様にリード&フォローである程度踊れる、、、踊れてしまうということが逆に問題になることも。例えば男性のリードを聞かなきゃ!と思うあまり、音楽を全く聴いていないということはしばしばあります。


生徒さんと踊り終わった後に
僕「さっきの曲、好きなんですよね~」
生徒さん「え?どんな音楽だったか全く記憶にないです(笑)」
僕「、、、、」


リードする側にも問題が起こることがあります。音楽のリズムは基本一定です。なので最初にテンポをつかめさえすれば、体内時計がかなり狂ってる人でもない限り、大きく外れることはないです。


で、意外と多いのが最初だけ音楽を聞いて後は全然聞いていないという人。そんなやつおらんやろ~(笑)と思うかもしれませんが、音楽を外してしまうという方の多くはこのパターンだったりします。音楽がとれないのではなく、聞いていないだけの人って割と多いような気がする。


でも音楽聞かなくて踊れるんだし、問題ないんじゃない?いやいやそこは聞いていきましょう。なぜなら音楽にはパワーが、エネルギーがある。落ち込んでいる時に好きな曲を聞いて元気が出たり、気持ちが不安定な時にやさしい曲を聞いて落ち着かせたり。音楽には人間の気持ちや身体を動かすエネルギーを持っています。


音楽からパワーを貰ってダンスに変えていければ、ダンスがよりよくなるのは簡単に想像できます。世間でいう「ノリ」の正体なのかもしれません。音楽を自分の味方にして踊っていきましょう!



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ある日、ワルツのレッスンを受けていた時のお話。クイックオープンリバースを踊っている時に先生からの質問がありました。このステップはバリエーションになると様々なタイミングで踊ることができます

先生「麻戸くん、そこはタイミングは何で踊っているの?」
マト「1.&.2.3です!(キリッ)」
あや「?!1.2.&3じゃなかったの?!」


それで良く一緒に踊っていたなという話ですが、僕らの先生も現役時代にそういうことが良くあったそうです笑


このタイミングでいくよ!と言いつつ実際は違うタイミングでリードがくるなぁと思っていたら、タイミングが何だかいつの間にか変わっているという現象。


男性からするといつも通り踊っている感覚なので無自覚だったりします。この辺りは厄介で、実際に口でカウントしているタイミングと踊っているタイミングが違うこともあります。


女性もフォローしているうちに、何だか本当のタイミングが分からなくなったりして大変なことに、、、


早い、遅いなど、何か違和感があったらとりあえずタイミングを確認してみるのがオススメです。合っていれば問題ないし、もし違ったら2人で調整すれば良いからね。踊ろうと思っていたタイミングが2人で違うということが上手く踊れない原因ということも少なくないです。


ポイントは今さらこのステップのタイミングを確認するなんて恥ずかしい、相手に悪い、なんて思わないこと。体の使い方やフィーリングが変わると踊りたいタイミングが変わってきたりするので定期的な確認は必要かなと思います。


これは先生と組んでレッスンを受ける時も同様です。自分の確認もあるけど、実は先生がいつもと違ったタイミングになっていることもあるんじゃないかな?それが無自覚なことも。


最初に書いたような、複数のタイミングで踊ることができるステップは特に注意が必要ですね。踊っている時に違和感がある時はお相手にとりあえずタイミングを聞いてみよう!


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「あなたはリードが上手ね」「あなたとは踊りやすい」
男性が言われて嬉しいセリフBEST3くらいには入るんじゃないかな?男性はリードが大切!と日頃から言われてたりするから、成果を認められたような気持ちになるよね。


じゃあリードが上手って結局どういうこと?そう考えると色々な要素があって一言でいえず、踊る相手や状況によっても良いリードの定義は変わってくるように思います。共通しているのは


【女性が快適かどうか】
これが大前提であると思う。手の握りが強い、ホールドが窮屈などの理由で痛くない苦しくない。適切な強さかどうか。ここは大切だよね。では、さらに快適という状態を掘り下げてみましょう。女性にとっての快適とは?それは自分のすべきことが分かっている不安のない状態。これから自分が


・いつ(どのタイミングで)
・どこで、どこに(どの方向に、どこに向かって)
・何をするのか(何のアクションをするか)


これらが分かっていれば安心して踊れるので快適と言えます。男性はこれらを示すことができればリードが上手いと言ってもらえるでしょう。


全てにおいて快適であることは共通です。これに加え、シーンが変われば上手いの定義が変わってくる気がする。


例えばダンスパーティー。パーティーではお相手とその時間を楽しむことが目的です。会話をしながら踊ることもあります。そんな中で大切なのはとにかく分かりやすいクリアなリードと言えます。この人は何をリードしてくるんだろうという心境では会話も楽しめないよね(笑)はっきりと分かりやすいリード、これが最も大事です。


では競技会やデモでは?観客に対して自分達のベストパフォーマンスを見てもらうということが大きな目的となります。その場合は快適さよりも見た目の良さを重要視した方が良いですよね。いくらストレスがないリードでも見た目が悪いのであればその選択はベストではありません。


多少やりにくさを感じても外からの見た目が良くなる、パフォーマンスが上がるリードがこの場合においては良いリードと言えるでしょう。(もちろん高度なレベルになればなるほど、女性の快適さは最終的なパフォーマンス向上と比例します。でもここまで書くと長くなるので今回は省略。またの機会に)


さらに、受けて側のレベルによっても良いリードの定義は変わりそうです。例えばバランスがあまり良くにない女性にとっては、しっかりと立たせてくれる、バランスを取らせてくれるリードを良いードと感じるでしょう。


それに対して自分で立てる、動ける女性はリードで立たせてもらう必要はないからね。むしろそういうリードはいらないかな(笑)欲しいタイミングで必要な量だけリードがくる、そういうリードを良いリードと感じると思う。


まとめると良いリードとは【女性が快適である】という前提のもと、目的とレベルに応じて多少変わってくるということです。


極端に言えば、競技会やデモならば少し踊りにくくても女性、またはカップルのスピードやパワー、エネルギーなど音楽表現の幅が膨らみパフォーマンスが向上するのが良いリードと言えます。パーティーなど外へのパフォーマンスが目的でない場合は、女性が迷うことなく動くことができるというのが良いリードと言えるでしょう。


そして最後はメンタル的な部分になるけど、これが一番重要かも。相手に伝えようという意思を持ってリードする。これがあるだけで伝わることがあります。こうリードしようというテクニックだけでなく気持ちも本当に大切です。


以上を踏まえてリードの上手い男性を目指しましょうー!!



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もし初心者の方にダンスを指導するならば、みなさんは何の種目から教えますか?または自分自身何の種目から教わりましたか?ちなみにうちのスタジオの初級カリキュラムではブルース、ジルバ、マンボ、それからワルツ、ルンバ、タンゴ、チャチャチャと続きます。


ブルース、ジルバはステップが簡単なのでペアダンスの雰囲気をつかむのに最適です。そこから他の種目に展開していくのが良いかなと思います。


さてブルース、ジルバと続いてルンバ、チャチャチャになった時に、あれ?なんだか難しいぞ、、、と感じる方も多いようです。これは他ジャンルのダンス経験がある方によくあるような、、、、


どうやら「カウントの1でステップをしない」というのが難しい様子。確かにブルース、ジルバは1からステップするのに対してルンバは予備歩がカウント4で第1歩目はカウント2。これに慣れるのが中々難しいみたい。


で、意外かもしれませんが、ダンス未経験者がラテン種目にチャレンジする際はルンバよりサンバの方がスムーズ。


・1からスタートする
・膝が曲がっても良い


この二つ大きい理由。もちろん細かいことを考えればルンバもサンバも難しさはあるのですが、とっつきやすさはサンバが一番かなと思います。


この辺りは自分のやってるヤングサークルでも実証済みで、未経験者はルンバ、チャチャチャよりもサンバ、パソドブレの回の方が圧倒的に踊れるようになる。


最初に習うルンバができなくて向いてないのかなぁ、、、、と不安にならなくて大丈夫!実は難しい種目なんです。



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ダンスを良く見せたいから、とにかく頑張って動く!競技選手によくあるミスです。社交ダンスはペアダンスです。二人の入れ替わりを見せる、あるいは距離感・タイミングを変化させることによって様々な表現が可能となります。


スタンダードではほとんど全てのステップ、ラテンでも一部のステップでは二人が組んで入れ替わります。ターンや回転を伴った入れ替わりは必ずペアのどちらかが内回り、もう一方は外回りになります。内回りの役割になったときは「とにかく進む」ではなく逆に歩幅を押さえたり、外回りの人を通すなど、相手に合わせて回転する必要があります。


ラテンではどうでしょう?距離感について、例えば女性と男性が近づく場合、①二人が同じ距離進んで相手に近づく②男性が女性に近づく③女性が男性に近づく、の三種類が考えられます。自分が女性だとすると①の場合はそこそこ移動して近づく、②の場合はその場にいる、③はかなり頑張って移動して近づくという風に行動が違います。「とにかく頑張って近づく」と答える人はだいたい③のパターンしか想定していません。


タイミングもそうです。女性に多いのですが、「とにかく頑張って相手に合わせる」人がけっこういます。動くタイミングもステップや振り付けにもよりますが①二人が同時に動く②男性が先、女性が後③女性が先、男性が後、の三種類があります。「とにかく~」という方はだいたい①ですね。


「とにかく頑張る」となると結構、相手との関係やカップルでどう見えるか、という点がおろそかになりがちです。ソロダンスなら自分が思いっきり移動したり、身体を使えばOKかもしれませんがペアで踊る場合はそれが裏目に出て、相手との位置関係を壊してしまう場合もあるのでよく考えて踊る必要があります。


なーんて偉そうに書きましたが、つい先日、私も気を付けていたのに「とにかく進むぜ~~!!」となっているところを発見されてしまいました…。ワルツのリバーススウィブルです。


女性が内回りということはもちろん知っていたのですが、右足をこんなにも小さくステップするとは…一歩前進って言うけどコレ半ばクローズやんけ…。麻戸先生、もっと進んでくれないかな~行かないなーとか思っていたら私が邪魔してたのか…スマン。でもこれこんなに小さい歩幅なんて知らな…以下略


という感じで、気をつけていてもやってしまうのが世の常ですが、「とにかく頑張る」だと思考停止してしまい、この罠にかなりの確率でハマります。スタンダードもラテンも相手との位置関係も気にして練習してみて下さいね~!


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