社交ダンサー・競技ダンサー麻戸洋輔・中村綾のblog

鎌倉市大船を拠点に活動しているプロ社交ダンサー・競技ダンサーの麻戸洋輔(まとようすけ)・中村綾組のブログです。社交ダンスに関するあれこれを思うままに綴っています。

タグ:ダンス

社交ダンスのレッスンで良く使われる「アシをもっと使え!」という表現。


日本語って不便なところがあり、発音すればどちらも同じ『アシ』ですが、意味としては
  • 足、footを指す場合
  • 脚、legを指す場合
の二つパターンが存在します。


もう少し細かくいうと
  • 足は足首からつま先まで。普段は靴で覆われている部分。
  • 脚は足首から骨盤。普段はズボンで覆われている部分。

こうして文章に起こすと分かりやすいですが、レッスン中は混同してしまいがちです。


フットワークの話の時は足、レッグスイングの話の時は脚。
どちらも「もっとアシを使え!」でレッスンできてしまいます。しかし、足の裏のめくり方を意識するのと膝や裏ももに力を入れることを意識するのとでは出来上がった動作は全然違ったものになります。


なので、教える側としては足と脚、どちらを指しているか生徒さんが混同しないように気をつけています。「アシを前に出して」と言うと多くの場合、生徒さんは「脚」を前に出します。なので「足」を前に出してほしいときは「クツを前に持っていくようにして」と表現を変えるように心がけています。もちろん逆パターンもあるので逆のときは「レッグの方ね~」と一言加えます。


個人的な話ですが、僕がレッスンを受ける時は脚の話の方が多い気がします。脚を使うときは、もちろん足も一緒に使うことになるのですがどちらをより意識して使うか、ということが重要です。


外国人の先生にレッスンを受けると日本の先生にも言われてたことなのに、急にすんなり理解できるときがあります。それは足と脚のように、同じ単語でも英語で発音したときのほうが混同しにくい、ということもあるのかな、と思います。あとはある動作について指し示す言葉のバリエーションが豊富という場合も。この辺のお話は過去にスピン?ターン?ピボット?全部回転?という記事でも紹介しています。


皆さんもレッスンを受けるときはどっちの『アシ』なのか、気をつけてみて下さい。意外と発見があるかもしれませんよ。


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仕事だろうとプライベートだろうと人と会話することなく生活することは難しいと思います。友達、上司、取引先の方、家族、、、基本的には相手と自分の関係性で会話の仕方や気の遣い方は変化することと思いますが、そういう立場的なもの抜きにして「話やすい人」「話にくい人」っていますよね。


僕らの先生達は実績も実力も凄まじいにも関わらず、気さくだしリラックスして話せるし色々相談できる。よく知らない人からすると怖そうという印象らしいけど(笑)コミュニケーション能力が高いんだろうね。逆に友達や同僚など、立場は対等なのになんだか会話が疲れる、、、という人もいるよね。


こういうのは単純に相性が問題ということもあるとは思うけど、「聞き上手」「話上手」というような会話、コミュニケーションの能力も影響があるのかなと思います。


さて声でコミュニケーションするのが会話だとすると、ボディでコミュニケーションするのがダンスといえます。


向かい会っている相手と何かを話さなくてはならない。二人とも無言では何もはじまりません。どちらかが先に話を切り出す必要があります。


話し方についても注意が必要で、とにかく何でも良いから話かけるというのはベストではないかな。相手のコミュニケーション能力が高ければ会話を広げて何とかしてくれるかもしれないけど(笑)反応しやすい内容で、尚且つ聞き取りやすくはっきりと滑舌よく、聞こえるような声量で話す必要があります。これはダンスのリードと似ていますね。


話かけられたのに無言では無視しているようで空気が悪くなる(笑)ちゃんと会話が成り立つように応える必要があります。これはダンスのフォローと似ています。


リード「僕は弘前に住んでいたんだけど、行ったことある?」
フォロー「行ったことはないけど、桜が有名だよね?!」


これはなかなか良い感じのリード&フォロー。自分の知らないちょっと反応に困るリードが来たけどうまく返した感じ。


同じ例で、相手の反応を考えずにとりあえずリードしてしまうと


リード「僕は弘前に住んでいたんだ。」
フォロー「???」(だから何?)


となってしまいます。フォローする側はどう広げるか少し迷うよね。


また、リードと関係なく動いてしまう場合は


リード「僕は弘前に住んでいたんだけど、行ったことある?」
フォロー「りんご食べたい」
リード「???」


のような感じかな。え?りんごの話してないけど?弘前にはりんごしかないと思ってない?お腹すいたの?次にどうリードしようか迷う。


というように、相手の立場も考慮できる人は会話もダンスも上手な可能性が高いかも??自分が話していて楽しいだけでは良いコミュニケーションとは言えないですよね。会話を楽しむようにダンスを楽しんでいきましょう。




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ダンスを習っているとレベルは違っても音楽の話になることは少なくないと思います。初心者の頃はリズムに合わせて動くのも大変ですよね。ダンス部に入ったばかりの頃は、みんなで必死にカウントを数えながら踊っていた記憶があります。


プロになった後ももちろん音楽の話とは切り離せず「もっとリズムを聞け」「歌うように踊るんだ。ボーカルを聞け」「メロディーを聞いて柔らかく踊れ」「鳴っている楽器の音を聞き分けろ。その中で好きな音を表現してみろ」とか、まぁ色々な先生が色々なアプローチで掘り下げてくる。


競技会でも音楽を外しているカップルには点数が入らないので、社交ダンスにおいて音楽の重要度が高いということは共通の認識としてあるかなと思います。


しかし!ここで衝撃的な事実が!!、、、、実は社交ダンスは音楽がなくても踊れます。
えー!そうだったのか!初めて知った!!ホントに?!と思う人だけでなく、何だか心あたりがある人も多いんじゃないかな。


社交ダンスはリード&フォローというルールがあり、これに基づいて動いています。男性の良いリードに対して女性が素晴らしい動きで応えれば、それはもうダンスといえるのではないでしょうか?スゴイダンサーが無音で練習していると、そこに音楽が見えることがあります。とまぁこれはトップレベルの話なのでおいておくね。


さてレベルは違えど、同様にリード&フォローである程度踊れる、、、踊れてしまうということが逆に問題になることも。例えば男性のリードを聞かなきゃ!と思うあまり、音楽を全く聴いていないということはしばしばあります。


生徒さんと踊り終わった後に
僕「さっきの曲、好きなんですよね~」
生徒さん「え?どんな音楽だったか全く記憶にないです(笑)」
僕「、、、、」


リードする側にも問題が起こることがあります。音楽のリズムは基本一定です。なので最初にテンポをつかめさえすれば、体内時計がかなり狂ってる人でもない限り、大きく外れることはないです。


で、意外と多いのが最初だけ音楽を聞いて後は全然聞いていないという人。そんなやつおらんやろ~(笑)と思うかもしれませんが、音楽を外してしまうという方の多くはこのパターンだったりします。音楽がとれないのではなく、聞いていないだけの人って割と多いような気がする。


でも音楽聞かなくて踊れるんだし、問題ないんじゃない?いやいやそこは聞いていきましょう。なぜなら音楽にはパワーが、エネルギーがある。落ち込んでいる時に好きな曲を聞いて元気が出たり、気持ちが不安定な時にやさしい曲を聞いて落ち着かせたり。音楽には人間の気持ちや身体を動かすエネルギーを持っています。


音楽からパワーを貰ってダンスに変えていければ、ダンスがよりよくなるのは簡単に想像できます。世間でいう「ノリ」の正体なのかもしれません。音楽を自分の味方にして踊っていきましょう!



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コロナウイルスの影響で見直されたことの一つに「人と会う」ということが挙げらると思います。気軽に人と会えない、となると必然的に会う人が厳選されます。以前は複数のスタジオやサークルにたくさん通っていた人も、その中から選んで通う人が多いのではないでしょうか?


何となく惰性で通っていたり、暇だから行ってみるかということは少なくなり、本当に行く価値があるところへ行くようになる。これはダンス意外でもそうなんじゃないかな。


映画が趣味の人はちょっと気になるくらいの映画はパスして本当に見たい映画に絞るかもしれない。買い物が趣味の人はショッピングモールをブラブラする時間が減って目的のものを買ったらすぐに帰るかもしれない。


人と会う、人のいる場所へ行くということと感染のリスクが常に天秤にかけられていて、それに見合った価値が提供できるかということが新たな基準となっているように思えます。


逆に考えるとこれはチャンスとも考えることができるかもしれない。僕は、もともと社交ダンスには二面性があると思っています。


一つはルールさえ知っていれば誰とでも踊れるという「気軽さ、カジュアルさ」。


もう一つは私服では絶対着なような練習着だったり、ダンスをやっていなければ絶対着ないであろう美しいドレスを着て踊る「非日常感」。


「気軽さ、カジュアルさ」この側面がコロナの影響でやや厳しくなっているというのが現状です。感染症の影響で誰とでも踊るということへの警戒心があるということは否めません。社交ダンスの普及にはこちらの面が大切なので、これはかなり痛い。今まで「気軽でカジュアル」だと思っていたものが全て「非日常」になってしまった。


そういう意味では今の時代は、人と会って誰かと踊るということだけで非日常となりえるのかもしれない。コロナで価値観が変わった世界では、感染リスクの少ない安全でダンスを楽しめる場所というものの価値が、以前と比べて高いものになっていくかもしれません。


手軽に人と触れ合えない時代だからからこそ、社交ダンスの価値は高くなると考えることもできます。普段は気軽に握手もできないのに、他人の手をとることができるなんて非日常!さらにドレスアップもできて社交ダンスって本当に別世界!と大人気に!


ってこれは楽天的で希望的観測です(笑)普通に文化として消滅する可能性があるのも事実。コロナだろうが何だろうが、社交ダンスが人生を豊かにしてくれるものだという確信はあります。みんながダンスを楽しめるように考えて、実行していく必要がありますね。


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多くのスタジオが営業を再開し初めて2週間が経ちました。皆さんの中にもレッスンに行ってみた、まだまだ社交ダンスはちょっと無理、、などなど様々でしょう。まだレッスンを再開していない方は、実際のところどんな様子なのか気になるところだと思います。今日は最近のダンス教室の現状をお伝えしたいと思います。


まず、ダンス団体は複数あるのですが、各団体が教室の感染予防策のガイドラインを出しています。
実際に目を通してみましたが団体による大きな違いはなかったです。で正直なところ、このガイドラインには何の強制力もなく、どの程度対応するかは教室毎の判断になります。


これはダンス教室だけではなく今回の感染症対策全般に言えることですが、人によって意識が大きく異なります。ある人はこの対策では不十分で心配だと言い、ある人は気にし過ぎだという。これは生徒さんだけでなく、教室経営者毎に違うし、同じスタジオ内でのスタッフ間でも異なっています。


そういった理由から、スタジオ毎に感染予防に対する意識は大きく異なっているのが現状です。これからスタジオに通う人、また、複数のスタジオに通う人はこれは頭に入れておく必要があるかなと思います。


僕らとしては、なるべく多くの生徒さんが安全だと思える状況を作る必要があります。他の多くのスタジオと同様に以下を実施しています。


・窓の開放による室内の換気
常時窓を開放してレッスンしています。
ただし最近では、マスク着用に加えて気温の上昇もあり熱中症のリスクが大きくなってきているので、様子を見て窓を閉めて室内を冷やすこともあります。


・入室時間の調整
レッスンの15分前入場、15分前退室をお願いしています。なるべくスタジオに人が少ないようにということです。こちらは皆さん慣れてきたようで有難いです。


・手洗いのお願い
まずは着いたら手洗い!こちらも皆さん習慣化されてきました。もちろんスタッフもレッスン前後で手洗いしています。


・予約時間の調整
スタジオが混雑しないように、予約の調整をしています。


・消毒
消毒しているよ!と言われても目に見えないので不安は残りますよね。正直、消毒している僕らもちゃんと消毒できているかは不安です。ただ、効果がある可能性があることはしっかりやっておく必要があります。


具体的にはアルコール消毒・次亜塩素酸ナトリウムでの消毒を行っています。次亜塩素酸ナトリウムとはキッチンハイターを薄めたもので、こちらは科学的にウイルスの消毒に効果があると言われています。

薄めたキッチンハイターで拭いた後に水拭きしているので、乾くまで少し時間がかかります。隙間時間はアルコール、時間のある時はハイターと併用しています。(ちなみに次亜塩素酸水は科学的根拠に不安があるので使用していません。)


皆さんが触れそうな部分は全て拭いているつもりです。おかげで壁が少しキレイになった!ただ、ハイターやアルコールの影響で痛んでるものもあるかな(笑)
大まかには以上のような感じかなぁ。


で実際の混雑具合はというとこれもスタジオにより異なると思う。
うちのスタジオ、というか僕らの生徒さんに関しては7~8割の生徒さんがレッスンを再開しています。ただ、時間の調整をしているのでスタジオ内の人数は先生を含めて5~6人に収まっています。


個人的には時間で人数制限をちゃんと定めた方が良いと思い提言したけど、うちのスタジオでは人数制限は設けないとのこと。先ほども書いたけど、人によって感染予防の意識が違うからね。先生同士でも違います。正直、どこまで妥協できるか?という感じ。


また、個人が経営するダンススタジオでない場所、いわゆる公共施設を利用する場合はその場所のルールにのっとってレッスンをしているとのこと。こちらは地域によって大きく異なっているようです。現状は以下のような感じみたい。


・人数の制限の徹底
・組んで練習することは禁止でシャドーのみ
・そもそも社交ダンスにはまだ貸せない


「社交ダンス」は不可。なので名前を「ラテンエクササイズ」として、ラテンのシャドークラスのように少しスタイルを変えて行っているところもある。スタジオレッスンとはまた違った大変さがありますね。


とりあえず、現状はこのような感じではないでしょうか?
ちなみに、、、感染症対策は完璧です!安心して起こし下さい!というところは信用しちゃだめよ(笑)
感染対策に力を入れていれば入れているほど、完全に大丈夫と断言できるなんてことはあり得ないことが分かります。僕らも不安に思いながら消毒してます。ウイルスが目に見えればなぁ、、、


大丈夫かどうか?安心できるかどうかのジャッジをするのは教室でなく、みなさんです。
もし不安が勝るなら様子をみた方が良いでしょう。そんな中で踊っても楽しくないからね。
もし行っても良いかな?と思ったら是非行ってあげて下さい。先生も喜ぶと思います。
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