テレビで社交ダンスを扱っている番組を見るとラテンA級!とかスタンダードB級!とか聞いたことがあるかも知れません。


これって何?という方の為に今回は書きます。


社交ダンスの競技会、つまり競技ダンスでは競技に参加する選手達を実力によってクラス分けしています。基本的にはどの団体でも数字級→文字級の順でランクが高くなります。


例を挙げると、低い順から
6級→5級→4級→3級→2級→1級→N級→D級→C級→B級→A級→SA級
みたいな感じです。


最後のSA級というのはスペシャルA級です。トップのA級選手の中でも素晴らしい成績を残したごく一部の選手だけがなれるみんなの憧れの的!SA級になるのはどの団体でもすごく難しいです。


N級はノービス級といって、級を持っていない人が出場できるクラスです。え、6級からじゃないの?となりますよね。この辺の詳しい話はN(ノービス)級って何?をご覧下さい。


上のクラスに上がるには、自分の級で入賞する・出場者の上位10%に入るなど、各団体が規定する(良い)成績を収める必要があります。


級が上がってもその級を維持するには、級毎に二次予選を必ず一回は通過とか、最終予選まで残るなどの条件を満たさないと級が下がってしまいます。なので、一番上のA級になるのは結構大変です。


また、競技ダンスは
  • ラテンアメリカン部門
  • スタンダード/ボールルーム部門
という二つの部門があって、各部門毎に級が付きます。ちなみにスタンダードとボールルームは団体によって呼び方が違うだけで同じものです。


その他にも主催の団体ごとに年齢別の区分もありシニア部門での級もあります。また、級はないけど子供向けのセクション、ジュニア部門も存在します。


詳しく知りたい方は下記↓
シニアIって何歳からなの?(競技会の年齢別セクションについて)



このように社交ダンスの競技会では、細かく区分分けがなされています。ちょっと分かりにくいかもしれませんね。区分というか階級が有名なのはボクシングですよね、フェザー級とかライト級とか。あとは柔道とかレスリング?格闘技系は結構階級が分かれています。


競技ダンスはこれらのスポーツのように体重など身体的な事情で階級分けされていませんので基本的には老いも若きも、大きい人も小さい人も関係なく一緒のフロアで踊ります。それがまた面白いところですね。パワーやスピードなどは若い選手の方が有利ですが、それだけでは勝てないこともあります。音楽性や一体感、身体の操作性も大事です。見てる側としては、ベテランの方が匠の技で若者を倒すのもまた一興、という感じです。


このように、競技ダンスは実力によりクラス(級)分けがなされていて、多くの競技選手は自己級の競技会で入賞し、クラスを上げることを目標に頑張っています。観戦する場合も、上のクラスの試合ほどエキサイティングなダンスが見られるよ。


ダンススタジオキシモト大船
麻戸 洋輔・中村 綾


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