「踊っていて相手と全然合わないです」という訴えをレッスンで聞くことは少なくないです。ダンスをはじめて、あるいはカップルを結成して2、3年以上の方に多い気がします。逆に1年未満の初心者からはほとんどこの声は聞きません。
少し自分の動作に余力が出てきて、相手の動作が気になったり、相手にこうして欲しいという願望が出てくるとこのような話になるのでしょう。
「全然合わない」という「全然」というのがどの程度なのかは人によるとは思いますが、簡単にする為に全く合わないというニュアンスで考えてみましょう。
実は相手と「全く合わない」ということは競技ダンスでは起こりえないのです。なぜなら、
お互いが自分のステップを音楽のタイミングに合わせて踏んでいるから。
自分達の使うステップは予め決まっていて、お互いが音楽に合わせて動いて、その動きは相手と対応するようにできている。音楽の聞こえ方は人によって微妙に違うかもしれませんが、だいたいは一緒のはずですよね。
つまり、自分と相手がお互いに正確に音楽に合わせて動いていれば、「だいたい合ってくる」はずなのです。自分が音楽に合っていない場合、もちろん相手とは合うはずがありません。踊ったことのない人とだいたい合わせることができるのも音楽が助けになるからです。
相手とあわない!という人は「自分のステップのタイミングが曖昧になっていないか、正確であるか?」ということを見直してみましょう。
いつの間にかお互いの勘違いでカウントの整合性が取れてないこともあります。自分は1&2だと思ってたけど、相手は1a2で踊っていた、、、なんてこともよくあります。定期的なすり合わせは必要かと思います。
相手と合わない時は、まずは自分の確認が大切!みなさんも試してみてね。
相手と合わない時の対処法~その②~
相手と合わない時の対処法~その③~
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