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社交ダンスのレッスン料は高い!?その①
社交ダンスのレッスン料は高い!?その②
社交ダンスのレッスン料は高い!?その③

どんなに良い技術、知識があっても、それを生徒に伝えることができなければ意味がありません。先生にとって一番楽な生徒は、自分がやったことを見て、すぐに再現できる生徒です。フィーリングが合えばそのようなことも可能かもしれませんが、そんなことはなかなかありませんよね。


これは多くのダンス教室に言えることなのですが、「『教え方』の講習、研修」ということはしていません。スタジオ内で研修、勉強会で行うことはあってもあくまで「ダンスの技術」に関する内容となっています。(接客の研修はしているところもあると思います)


相手への伝え方、教え方は独学が多いということです。「オーナーや先輩のレッスンをしている姿を見て覚えろ!」というところも多いと思います。技術、知識は持っているのに伝え方、教え方について勉強していない場合も少なくありません。


生徒ができない時に「この生徒は要領が悪いなぁ」と思って終わってしまうのは勿体ないですね。ちょっと言葉を変えればすぐにできる可能性もあります。「どうすれば生徒に伝わるのか?」ということを少し考えるだけで、レッスンの満足度が上がる可能性もあります。


AさんとBさんに、同じ内容のことを、同じ言葉で伝えても受け取りかたが全然違うこともあります。クラスレッスンや団体レッスンならば仕方ないと思うのですが、個人レッスンの場合は先生がその人にとって響く言葉でレッスンする必要があります。


せっかくレッスンを受けても全然内容が分からなかった場合、レッスン料金が高い!と思いますよね。
今の自分にとってレッスン内容が高度すぎて分からない時もありますが、指導する側の伝える力が十分でない場合もあります。


ダンスの先生は、「教師」であると同時に「競技者」です。大半が「競技者」として成功する為にプロになっているので、「ダンス技術」についての勉強は率先してしています。対して伝え方など「コーチング」についての勉強は積極的に時間を取ろうと思わないとなかなかできないというのが現状です。時間は限られているので、「コーチング」の勉強をしている暇があったら練習した方が良いというのも分かります。


ただどの先生も技術の習得に莫大な時間とお金をかけているのに、伝え方が悪いというだけで「レッスン料が高い!」と言われてしまうのは残念ですね。

続き↓
社交ダンスのレッスン料は高い!?その⑤
社交ダンスのレッスン料は高い?!その⑥

神奈川県鎌倉市大船の社交ダンス教室
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麻戸 洋輔・中村 綾


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