パーソナルスペースとは他人に近づかれると不快に感じる距離のことです。この距離は文化、民族、個人によって異なるとのこと。


外国人の方はキス&ハグの文化がありますので、日本人からすると距離感が非常に近い感じがしますね。外国人の先生にレッスンを受ける時も未だに気軽にハグできないです。やっぱりちょっと緊張するよね(笑)


コロナウイルスの被害が欧米で広がっているのはこの文化が影響しているという説もあります。親しい人とキス&ハグができないのはそれだけでストレスになってしまいそうで心配です。


ちなみにイギリスに行った時に感じるのは、コーチャーなど親しい関係の人との距離はとっても近いけど、知らない人との距離はしっかりととる傾向にあるということ。これはたぶん治安も関係するのかな。


日本は知らない人との距離は近くても平気なように感じます。満員電車もしょうがないなぁという感じだし、道を歩いていてもぶつかるスレスレまで避けない人とかいるもんね。国が狭いからかなぁ?


気をつけなくてはいけないのは、社交ダンスをしているとパーソナルスペースの感覚がマヒしてくるということです。一般的な日本人の感覚とは乖離していきます(笑)そして社交ダンスをする仲間と一緒に長時間いることで、自分の感覚が一般的でないことに気がつかなくなります、、、恐ろしい、、、!
初めてダンスをした時のことを思い出して下さい。相手の手を取るだけでも緊張したのでは?


社交ダンスをすることでパーソナルスペースが狭くなる、要は相手と近い状態でも気にならなくなる人も多いと思います。でも、それは相手はそうとは限らない。もちろん踊るときは近づく必要があるけどそれ以外の時はしっかりと配慮すべきかな。


ただし、この文化の違いが欧米に勝てない理由だと提唱する先生もいます。確かに「ホールド=抱く」なので、ハグの文化の延長線上にダンスがあるのも事実。お互いが嫌でないならば、そういった習慣づけも必要なのかもね。でも今はコロナでそういうのも難しいかぁ。


とにかく、他人との距離感については定期的に見直すとよいかも。うっかりいつも通りに接すると、この人なんか近いな!と思われちゃうかもしれないので気をつけないとね。


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