競技会やデモンストレーションの当日、出場の前に他の選手や出演者がウォームアップをしているのが自然と目に入ってきます。


ドレスの上にジャージを着たり、何だかカッコいいガウンを羽織って、イヤホンをつけて練習している選手がやたら上手くみえたりする。これは僕だけなのかな。いや、みんなそう思っているはず。


最悪なのは、「あの選手はあんなふうに動いているけど、自分達はできていない。自分達もああやって動かなきゃ!」というような心理が働いてしまうパターン。気持ちが鼓舞されてよく踊れることもありますが、上手くいかないことがほとんどです。


例えばスピードとパワーが売りでそれを一生懸命練習してきた人がいたとします。目の前の選手が柔らかく美しく踊っていたとします。ぐぬぬ、自分達にはあの美しさはないぞ、、、自分達も柔らかく踊らなきゃ!というケースですね。


当日、突然柔らかく踊ろうと思っても無理だと思います。なぜなら、そういった練習をしてきていないからです。練習していないことを本番でできる可能性は極めて低いでしょう。そういったことに気持ちを割いて踊るのは非常にもったいないです。


本番で力を出し切る為には「自分達を信じきる力」が必要になります。今までこれだけやってきたんだという自信があれば、他人の影響を受けにくいと思います。しかし、練習が十分にできなかったり、沢山練習してもなんとなく不安を抱えたまま本番を迎えてしまうことも少なくないでしょう。そんな時は、少し考え方を変えてみます。


他人はこうやっているけど自分はこうしよう!と考えて、自分のやっていることに自信を持ちましょう。それこそダンスには絶対的な評価基準がないので、他の人と同じことをする必要は無いです。


さらに付け加えると、自分からはすごい上手く見える選手とも実は大差がなかったりします。自分に無いものを持っている選手はやたら上手くみえるけど、総合的に見るとあまり差がない場合も多いです。無いものねだりですね。


そう考えると練習に近い感覚で踊ることができる思います。他人に左右されず、自分を信じて本番にのぞみましょう!



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