パーティーや発表会を目標にレッスンをされている方は、例年であれば、冬のパーティーシーズンに向けて、デモンストレーションやプロアマミックスの練習を頑張っている時期ですね。


今年の冬のパーティーシーズンは、どうなのでしょうか?規模を縮小しスタジオやホテルなどでパーティーするところが多いのかな?『パーティーに出演するよ!』という方は、会場がいつもと変わっていたり、レイアウトが変更されていたらちょっとご注意ください。


デモ当日、突然『方向が分からなくなる』方がいます。初心者の方のみ、というではなく、恐ろしい事にデモに何回も出て慣れている方でもたまに起こります。毎年同じ会場、同じレイアウトの場合でも、です。


当日リハーサルを踊ってみて「え、このステップ、どこ向くんだっけ?!」とか「スタジオで踊っている時の正面と本番の会場の正面が逆に感じる!!(汗)」ということが起こるのです。


きっとご本人も無意識のうちにスタジオの景色でステップを覚えていたのだと思います。「スタジオで踊っているときと正面が逆に感じる…」「このステップのときに今まで大丈夫だったのに突然正面が分からなくなった…」と言っていました。


キシモトのパーティーで利用しているホテルがちょっと難しいというのもあると思います。会場の四面全てにお客様がいて背面にも看板以外にはジョーゼットや花道などはなく、入り口とフロアの長短くらいしか目印がないため、ぱっと見で方向判断するのは少し難しいのです。でも初めての会場とかも難しいかな。


対策としては、普段の練習のときからここが正面、こっちが裏、と方向を意識して踊るのが有効です。本番を踊るフロアが縦長なのか横長なのかも早い段階でチェックしておきましょう。また一度行った事がある会場ならもっと細かく、ここに司会の方がいて、こちらが会場の入り口で、看板がここにあって…という風に本番の景色を想像しながら練習できるとなお良いですね!


もしも不運にも当日にリハーサルで方向が分からない!となってしまったら
  1. 自分の出番までの空き時間で何度も方向をシュミレーションする
  2. 先生を基準にして、もうあえて方向を考えない
の2パターンの対策で乗り切りましょう。


女性は、特にスタンダードの場合、方向が分からないと思ったらフォローに徹しましょう。勘で動いて先生と全然違う方向に行くと修正が難しくなります。ラテンでも先生の立ち位置を基準に方向を決めましょう。


男性の場合、残念ながら2番は難しいです。出番まで1番の対策で頑張りましょう!ロビーなどで方向をイメージしながら小さくステップを確認したり、会場をもう一度見てデモの最初からイメージトレーニングしましょう。イメージしてもどうしても方向が分からない場合は先生と一緒に確認しましょう。


リハーサルで方向が分からなくなってもあきらめないで!私たちの生徒さんも上記の対策でなんとか本番を切り抜けた方多いです!ギリギリまで対策してると直る確率は意外と高いです。


練習のときからしっかりと意識できればいいんですけどね!一回ピンチを迎えてみないとなかなか意識していなかった、という事に気づけませんよね。今年はコロナの影響でパーティーの会場が変更になったり、レイアウトが変更になっていることが多そうです。デモに出られる方はお気をつけ下さい。良い踊りができるといいですね!


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