どの業界にもその業界のルールや悪しき習慣があると思います。長く業界にいる人間にとってみれば全く気にならないことでも、世間一般からみればおかしなこと、というのはダンス業界にもたくさんあるでしょう。


例えば試合の時。控室が用意されてはいるのですが、基本的には人数に対して全く足りていません。控室に入りきらなかった選手はどうするかというと、部屋の外の廊下にブルーシートを敷いて準備をします。会場や試合によっては歩くこともままならない状態。初めて応援に来てくれた生徒さんが「難民キャンプみたいね、、、」と言っていました。


そして、基本的には更衣室というものは存在しません。男性はパンツ一丁になって着替えています。女性はどうするのかというと、着替え用のケープを利用したり、トイレで着替えたりしています。
競技会の必須アイテム、着替えケープの正式名称は?


これらのことは競技ダンス業界では当たり前のことです。僕も何年もこの状況で競技を続けてきたし、他の選手もそうですし、引退して運営に携わっている先生方もそうだと思います。海外の試合でも同じような環境ですからね。問題は、我々がこれらのことを問題だと感じていないことだと思います。


一般的な感覚からすると5000円のエントリー料を支払い、控室にも入れず廊下で準備をしなければならない、、、というのはどう考えてもおかしいよね。さらには更衣室もなく、男性と同じ部屋、もしくはトイレで着替えなくてはいけないという点、ホントに2019年か?!という感じ。


冷静に考えたら絶対におかしいし、他のスポーツでこんなことあるのかな?!という感じなんだけど、改善されていないということは、僕も含めたプロ選手や運営の方々が「まぁ狭いし、場所もないから仕方ないよね。」で済ませてしまっているからだと思います。うーん反省。


今、社交ダンス業界では新規獲得、業界を盛り上げるの為の努力が各方面でなされています。最初にすべきことは当たり前のことを当たり前に行うということかもしれませんね。



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