かなり間が空きましたが、、、
前回までは女性にとって不利な状況であるというお話でした。男女は対等な立場であるべきなのは言うまでもありません。ではなぜ早急に改善されないのでしょうか?


一つ目の理由にアマチュアダンサーの男女の比率があります。女性ダンサーの方が圧倒的に多いのです。このダンスは基本男女がペアで踊るので組めない女性が出てきます。ダンスをする為に嫌なことを我慢してパートナーシップを組む女性も少なくありません。


中には心ない男性や、勘違いした男性もいますので女性に対する態度が横暴になってしまう人もいます。この環境は長年に渡って続いてしまっているのが現状です。


二つ目の理由はプロダンサーの理事の男女の割合。こちらは圧倒的に男性の方が多いのです。自分の所属している選手会でも女性理事は2名のみ。これでも増えた方です。選手会だけでなく、運営団体の役職についている先生方も多くは男性です。


こちらはダンス教室の営業スタイルが絡んできます。女性の先生は生徒が少なくスタジオに勤務しない場合も少なくありません。選手会活動や運営団体の活動の多くは、自分のスタジオの営業時間外で行う場合が多い為、スタジオ勤務していない方は参加が難しくなります。


そういった理由で、なんとなく男性の方が強い社会となってしまっています。しかし、変化もあります。JCFなど一部の団体では女性にも級がつくようになっていますし、僕がプロになったばかりの時は選手会の女性理事はいませんでした。少数ではありますが、女性理事が増えていることは良い兆候だと思います。引き続き、変えようとしていかなければなりませんね。


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