競技会や発表会などの演技中のミスは当然少ない方が良いです。ミスとは例えば、音楽に対してタイミングが速くなる、遅くなる、バランスを崩してしまう、コネクションが外れるなど様々あります。


競技ダンスのルールは基本的に予選はチェック法、決勝は順位法です。(最近では新審判方式という採点方法もありますが、行われている競技会は少なく、あったとしても予選の間は行われません)


チェック法も順位法もそれぞれの選手に点数をつけるわけではないので、ミスをしたから何点減点という明確な決まりはありません。ただし審査員の心証は悪くなると思います。


気を付けなければならないのは踊っている最中に起こる軽微なミスが起こった時の対処です。フロア上で10数組踊っていると実はフロア全体のいたるところで軽微なミスは起こっています。


で、もったいないのが顔に出してしまうパターン。ミスをしたという顔をすることにより、例え審査員がその瞬間をしっかり見ていなくてもミスがばれてしまいます。


例えば競技会の決勝のクイックステップ。1日通して踊ってきて体力も限界に近い状態で、どの組も二人が合わなくなってくる。そんな中、パートナーが笑顔で何事もないように踊るカップルは不思議と破綻してないように見えたりします。


男性と合わないことに動揺して不安そうな顔をしたり、苦笑いしながら踊っている組は見た目以上に崩壊して見えてしまうことが多いです。


もちろん審査員は顔を見てミスをしたのかどうかを判断しているわけではありません。しかし音楽を表現するパフォーマーとしてどちらの評価が高くなるかは明白でしょう。


発表会でも同様で、ステップを間違えた時に「あっ」という顔をしてしまうと非常に勿体ない。他人のステップが正解かどうかは分からないからね。その顔さえしなければ誰にもミスが気づかれなかったのに、、、というケースは良くあるかな(笑)



では、実際に演技中にミスを顔に出さないようにする為には?これは日頃の練習の時から「ミスを顔に出さない練習」をしなくてはなりません。ミスをする度に踊りをやめていては身に付きません。時にはどんなことがあってもポーカーフェイスで踊りきる練習が必要です。



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