先日、ビックコンペを審査した先生とお話したときのこと。


「1次予選のチャチャチャは正確に点数がつけれなかったよ。」と言っていました。
その日はヒート数も10H以上。予選はチャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレの順で4種目で競われます。


さて、ダンスは相対評価です。審査員は1次予選1Hを見た時に今日のレベルはこんな感じなんだなと当たりをつけます。ここで問題となるのはヒートのムラ。10H以上あれば、ものすごいうまい人が集中しているヒートもあれば、下手な人ばかりのヒートがでてきたりしてしまいます。当然のことながら、このヒートむらは、1Hから10Hまで、全部見てみないと判断できません。


審査員の多くは10Hあって50組ピックアップしてください、という場合
1Hあたり5組ピックアップで10H×5組=50組と選ぶことが多いです。ヒートむらが判断できた場合は強いヒートから6組、弱いヒートから4組、というように調整することもあります。



例えば、1H目のレベルが低かったとします。1Hから5組ピックアップします。審査員はそれを基準にして2H、3H、、、、と順にみていきます。途中で、もしかしたら1H目はレベル低かったのかな?と気づき多少の調整はできるかもしれません。でも基本的には最後までみるまでムラは判断できないので1Hあたり5組ずつ選んでいくでしょう。


1Hから9Hまで踊り終え、45組選んで迎えた10H目。この10H目にめちゃめちゃ上手い選手が集中してしまっていたら?上手い選手は9組もいるのに、5組しか選べない、、、という事態に陥ります。


この時点で初めて審査員は「最終ヒートめっちゃ強いじゃん、、、他のヒートのピックアップ減らして、ここから拾ってあげないと、、、」と気が付きます。ただし、


1H内での相対評価で5組ピックアップ(1H目の審査)残り45組
1H内と2H内での相対評価で+5組ピックアップ(2H目の審査)残り40組
1H~3H内での相対評価で+5組ピックアップ(3H目の審査)残り35組



1H~10H内でのの相対評価で+5組ピックアップ(10H目の審査)

と選んできているので修正は非常に難しいでしょう。次の種目、サンバを見る時はヒートの強弱が多少分かってきているのでより正確な審査ができます。これは審査員が悪いのではなく、システム上仕方がないような気もします。何が言いたいかというと、運も大切ということです。


特に4種総合でなく、1種目ずつ競う単科戦はかなり左右されるように思います。他の種目で挽回できないからね。学生の冬の全日本なんかは特にそうかも。準決勝に残っても良さそうなカップルも、このヒートむらで予選で終わってしまうこともあるでしょう。


何が言いたいかというと、ベストを尽くした後は、運も大切ということです。


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