幕張で行われるJBDF主催のスーパージャパンカップは、国内で行われるハイグレードな試合の一つです。


このスーパージャパンカップのアマチュア部門にエントリーしていたある選手が、JBDF側に出場不可を宣告されたそうです。原因は教室に勤務してダンスのレッスンをしていたからとのこと。JBDFの規則にアマチュアは必要経費以上、ダンスで報酬を得てはならないというものがあり、それに抵触したようです。


JBDFはあなたはアマチュアじゃないですよね?プロですよね?なのでアマチュアの試合には出場できません、という判断をした模様です。


そのような事実があった、ということ以上のことは僕も分からないのですが、今回のJBDFの判断はなかなかセンセーショナルでした。というのも、アマチュアでプロ以上に稼いでいる選手って、たぶんたくさんいる。今後、そういった選手はJBDFのアマチュア戦に出場できないのかな?今までは黙認していたけど、教室で堂々と教えるのはダメだよという判断なのかな?


団体が違うからしょうがないけど、JBDFではプロと判断されJDSFではアマと判断されるのは何か違和感あるよね。


以前書いたけど、「競技としてのプロ」と「教師としてのプロ」は性質が違う。性質は違うけどどちらもプロと見るか、切り離し考えるか、、、そこが焦点ですね。


ダンス界の為にはどちらが良いんだろう。非常に悩ましいところ。


職業としてダンスを選ぶならばプロと名乗っ欲しいというのは筋が通っていると思う。プロとなることで、その業界で生きる人間としてより責任感を持たなくてはいけないとは思います。


その反面、WDC、WDSF共に世界のトップアマチュアのレベルってめちゃめちゃ高い。実は世界のアマチュアチャンピォンは日本のプロチャンピォンを超えるレベルなんです。まずは、そういったハイレベルなアマチュアの世界で十分にチャレンジしてからプロになりたいという気持ちも分かります。


今後、各団体毎に個別に判断されるのでしょうか?いずれにせよ、どこからがプロなのか、明確にしていく必要がありそうです。


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