音楽に合わせて練習して生じるトラブルの一つにタイミングの問題があります。音楽に対して早すぎる、遅すぎる、という問題です。確実に区別しなくてはいけないのは


「はやい」という言葉はquick(動きが速い)、fast(時間に早い)
「おそい」という言葉はslow(動きが遅い)、late(時間に遅れている)


という意味に違いがあるということです。ラテンもスタンダードも基本的には


①ボディが動く→②脚が動く→③体重移動


と手順を踏んでステップしていることと思います。で、遅れたり早く感じるのは②か③だと思います。脚が追い付いていかない、体重がうまくのせられない、などのトラブルが多いです。


カウント2でステップをしなければならないケースを考えます。当たり前ですがカウント2を耳で聞いた後にステップしようとするのでは遅すぎですよね。体が動いて、脚が動いてステップするまでには時間がかかるのです。2でステップする為には、2の前までに①ボディが動く、②脚が動くという手順を完了させておく必要があります。


つまり、「2でステップをしてね」=「2でステップができるように、2の前までにはボディを動かして脚を抜いてステップできる状態にしておいてね」ということなのです。


そう考えると、早い段階からステップの準備をしておくことが重要となります。2でステップする為には2よりも前から動き初めないと間に合わないということです。


またお相手との意思疎通にも影響がある場合があります。
「もっとゆっくり動いて」「もっとゆっくりリードして」


こう言われた時は「ゆっくり」の意味をしっかりと把握する必要があります。「ゆっくり」が遅らせて欲しいというタイミングのことなのか、それとも動作自体をスローモーションにして欲しいのか。それにより意味が変わってきちゃいますね。これが上手くいかないと大変なことに。


音楽が早くて追い付けないあぁという時は、ステップのタイミングを中心に考えてしまっている場合があります。いつもより少しだけ早い段階からボディを動かしてみると解決するかもしれません。



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