世間を騒がせている吉本興業の問題。普段、こういうニュースにあまり興味はないのですが、今回は訳あって注目しています。反社会組織からの金銭受け取りの問題から、芸人さんのギャラの問題へと問題がすり替わってる、、、と言われていますね。僕が興味あるのはギャラ問題の方です。


中々一言で言うのは難しいですが、芸人さんとの契約は個人事業主との業務委託契約という形でありながら、実態は雇用契約みたいなものですよ。昔はそれで良かったけど、今の時代はマズイですよ。という意見が多いのではないでしょうか?


実はダンス界も同様で、雇用形態には突っ込みどころ満載です。むしろちゃんとしてるところあるのかな?基本的にスタッフはレッスンした分だけの給料を貰います。レッスンフィーの取り分は?これはスタジオ毎に異なります。多くのスタジオは5:5。悪いところだと6:4。多くの場合はこの他にスタジオ業務の雑用やら何やらをやらされます。レッスン以外の雑用に給料を払っているところって聞いたことないね。


ダンス業界も、昔はこのシステムで良かったんだと思います。ダンスブームでスタジオにたくさんお客さんがいて、新人ダンサーも数年たてば確実に生活していけるという見通しがある。多少歩合が悪くても生活できたし、あまり不満の声もでなかった。今はどうでしょう?


パワハラ、セクハラ、労働環境、あらゆる面で、時代と共にアップデートされてきた世間一般の感覚からだいぶ乖離してしまっていると思います。僕も綾先生も一般企業に就職した後にこの業界に入ったのですが、初めはものすごい戸惑いがありました。良くも悪くも慣れてしまうものです、、、(良くはないか)


吉本興行も社長、元マネージャーなど、会社擁護派の方々の発言を聞いていると、「なぜ問題となっているのか?批判にさらされているのか?」ということが理解できていないように思えます。正直、同業ダンサーと話していても同様のことが起こることがあるのです。


また、吉本擁護派の方が「そんなに嫌ならば辞めればよい」と言っています。実力を持っているが方が、吉本を辞めてからTVに出演し続けることができるのか?答えはNOですね。元SMAPのメンバーを見れば分かると思います。


ダンス業界も同じです。劣悪な雇用形態に金銭的に耐えられずスタジオを辞めたとします。そうすると一部の審査員が次の試合から一切点数を入れなくなるのです。「踊りが良くなかったから。」と言われてしまうと選手は反論できません。


そんなこんなでこの問題、どう決着するか気になってます。


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