社交ダンスはルールが決まっている部分もありつつ、ダンサーによって踊り方が異なるという面もあります。規則はあるけどそれに縛られない、、、ある意味矛盾しているという難しい感じ。


プロインストラクターにたくさん習えれば一番良いのですが、それはコストがかかるので先輩や知り合いの上級者に教えてもらうことも多いと思います。自分の技術の上達につれ望まなくとも部活やサークルの後輩、友達に「教えて下さい!!」と言われることも少なくないでしょう。今日は教える側に立って考えてみます。


自分のことを頼ってきてくれた人のダンスは何とかして良くしてあげたい、、、この気持ちはよく分かるのですが、実はこの気持ちを時には抑えることも重要です。


教える側と教わる側のレベル差があればあるほど、できていないことは沢山見つかります。あれも直したい、これも直したい、このことも教えてあげたい、、、レベルアップに必要なことはたくさん見つかります。しかし時間には限りがあるし、受け手側のキャパシティもあります。


まずは教えるテーマを絞る。ポスチャー、移動の大きさ、ボディの動き方、二人のポジション、音楽性、、、、教えたいことはたくさんあるけど、今日は「ポスチャー」に絞る!と教えることと教えないことを選択すると良いでしょう。


もし思いの他スムーズにできるようになった場合には一つずつテーマを増やしていく。ここで大切なのはやって欲しいことに優先順位をつけること。例えば今日は


1.ポスチャー
2.二人のポジション
3.移動の大きさ


この優先順位を必ず守ってもらう。この例の場合では、移動の大きさを意識した結果ポスチャーが崩れるよりは、移動は多少小さくてもポスチャーが良い方がグッド、ということになります。もちろん最終的に全てできるようになりたいのですが、全部一度には難しいからね。


そしてテーマは多すぎない方が良いです。テーマが少ない方が受け手側の印象に残りやすいし、集中しやすいからです。テーマは1個か2個、多くても3個かな。


僕も色々教えたくなるので気持ちはとっても良く分かります(笑)でも受け手側のことを考えると、あえて教えないことを選択することも必要なのです。


まとめると


教える側は
・テーマを絞る
・絞ったテーマに優先順位をつける


この二点を考慮するとグッド!!


そして教えた後に


「今日分かったことは?」


と質問してみると良いでしょう。自分の教えたことがちゃんと伝わっていれば、望んだ答えが返ってくるはずです。もし全然違う答えが返ってきた場合はその人には情報が多すぎたのかも?!要研究ですね!


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