とある土曜日のこと。明日は競技会!という生徒さんがヘアセットを終えてレッスンに来ました。「今回はいつもとはまた違った感じでいいじゃーん!イメチェン?」と聞くと、「今回、美容師さんのオススメで前髪を全部上げんです。けど、前髪がないのは何だか不安…。」と返事が返ってきました。
当人曰く、前髪あるつもりでセットされてたら、アレ?いつもと違う…えっ前髪ないの?!となったらしい。慣れた美容師さんでもコミュニケーションは大事ですね。髪型が似合っていても競技会前に不安な気持ちになるのは頂けないですね。というわけで、今回はヘアセットのオーダー方法についてです。
【やりたい髪型がある人】
・やりたい髪型の写真・画像をみせましょう。
できれば複数枚、様々な向きの写真があると良いです。美容師さんに自分の頭の形、毛の量でやると画像と比べてどう見えるか聞いておくとイメージと違った髪型にできあがるのを防ぐことができます。
そこまで細かく決まっていなくても、夜会巻きにしたい、シニヨンの位置を高く、低く、横に寄せて欲しい、シンプルにしたい、ウェーブにしたいなどおおまかな要望がある場合は必ず最初に伝えましょう。
【やりたい髪型が特にない人】
・嫌なことを伝える
今回の例のように、おでこ全開は嫌とか高い位置のシニヨンは嫌など「コレはやりたくない」というものがあったら必ず伝えましょう。あとはボリュームを出したいのかコンパクトにまとめたいのかというのも伝えると良いでしょう。上記二点はやりたい髪型がある人も同様ですね。
完全にお任せ、という方は美容師さんがイメージしやすいよう当日着るドレスの画像を見せたりデモなら種目、曲調、テーマを伝えるのも良いと思います。
ダンスのヘアセットは結婚式などのヘアセットより、しっかり固めます。一度コンパクトにピタッと作った髪を後からふんわりさせてボリュームを出すという事は難しいです。最初に美容師さんとイメージをしっかり共有しましょう。またセットの途中で心配な箇所は遠慮なく確認しましょう。出来上がってしまってから修正する方が大変です。というか完成後だとあまり修正が効かないですね…。
ちなみに生徒さんの髪は似合ってましたよ!いつもと違うヘアスタイルに本人が見慣れない・新しい髪型だとメイクした状態が想像がつかないだけで、ダンスメイクをしてみるとあらステキ!ということも結構あります。特にデモや競技会の経験が浅い方はヘアセットが終わっただけではなかなか完成図(メイクもしてドレスも着た姿ね)を想像するのが難しく、似合っているかどうかすぐにはわからないですよね。色々経験してみないと難しい部分です。
とはいえ美容師さんもプロなのでなんかマンネリ化してきたなーという時、チャレンジしたい時にはヘアメイクを完全におまかせでチャレンジするのも全然ありです!
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