僕の所属する選手会TNKS。広報活動の一つにTNKSブログというものがあります。これはTNKSの会員がリレー形式で記事を繋いでいるのですが、各々のダンサーがダンスのこと、趣味、生活のことなど、自由に書いているので中々カオスな状態に(笑)


僕もこのブログを読んで、この選手にこんな秘密が、、、?!と知ることもあるので、ダンスのことに囚われず自由に書く、というのが逆に良いのかもしれません。


個人的には先日更新された丁野先生の記事がとても気に入ったのでご紹介します。ちなみに選手会の理事の中でも役職があるのですが、丁野先生は僕の所属しているプロモーション推進委員会の長であり僕もよくお世話になっています。


まずは読んでみて下さい。



不思議な道具が出てきたり、オチの感じなんかも、まさにドラえもん好きな丁野先生らしい感じです。そしてこの話、もっと深い意味があるのでは、、、?先日、丁野先生に勧められ「JOKER」を見て考察に凝っている僕は、この話に隠されたテーマを(勝手に)考察したいと思います(笑)


1、勝敗は課金額に左右される場合がある
我々の競技は見た目が勝負。例えば既製品でサイズの合っていない燕尾はダサく見えるし、専用の美容師さんにしっかりセットしてもらったヘアスタイルは美しく見える。エヌ氏とケイ氏が争っているのは、最早ダンスそのものの闘いというよりは如何に装備を揃えるかという点。現実の競技でも、そういった装備品が勝負を分けるということを暗示しているように思える。


2、練習の描写が一切ない
最新の燕尾服を手に入れたエヌ氏。満足そうに燕尾服を見るだけで一切練習している様子は描かれない。これは、ドレスやシューズ、ヘアスタイルが良くても、やはり自分自身のダンスへの努力なくして勝ち上がることはない、という暗示でしょう。もちろん道具は大切であるという表テーマ、そしてそれだけではダメだという裏テーマ、、、深い、、、


3、道具によりみんなが同じ踊りをする
競技ダンスを絶対評価する流れもあります。簡単に言えば、フィギュアスケートのように点数化していくということ。今はそのような流れではありませんが、一歩間違えば、誰もが高得点になるような踊り方で高得点なフィガーを入れるようになり、似たようなダンスをするようになってしまう可能性もあります。そのような流れに対する警鐘でしょうか、、、?


4、審査ができない審査員
最後に出てくる「自動で審査してくれる万年筆」。中々のインパクトですね。この万年筆があれば審査員は必要ないですね(笑)みんな上手すぎて審査できない、、、この話、普通にあり得るのでは?と思います。現役時代にラテンを全くやって来なかったスタンダードのジャッジのがラテンの審査をすることもあります。世界のラテンファイナリストの試合の審査、本当に自信を持ってできているのでしょうか?


5、作られた芸術を機械が審査する
人間が美しいと感じる芸術性の高いダンスを道具が再現してくれる、、、ここにもまた、深いテーマが隠されています。どんどん発達するAI。人間の判断よりも迅速で正確な判断ができるようになってきているAIは、すでにあらゆる分野で人間の力を超えています。ダンスという芸術分野でも、人間を超えていくのでしょうか?人間の力を凌駕した芸術性をAIが審査する時代は果たしてやってくるのか?!


書き出すときりがないのでこのくらいにしておきます。以上勝手に考察でした(笑)丁野先生の次回作にご期待下さい!



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