「踊りを大きく見せたいから、とにかく頑張って動く!」一見するとアプローチとしては良さそうですが、コレが上手く踊れない原因になっている場合があります。
社交ダンスはペアダンスです。二人の入れ替わりを見せる、あるいは距離感・タイミングを変化させることによって様々な表現が可能となります。
スタンダードではほぼ全てのステップ、ラテンでも多くのステップが二人が入れ替わりを伴いながら踊ります。
ターン、回転を伴った入れ替わりではペアの二人がそれぞれ
外回りのときは、最適なルートを通りつつ目的の位置まで移動する必要があります。内回りに比べると移動距離が長いです。
このときは冒頭に出てきたような「頑張って動く!」が効果的である可能性が高いです。
一方、内回りのときはとにかく進むのではなく外回りの人が適切なルートを通れるようにする、外回りの人に合わせて移動する・回転する必要があります。
内回りの人が進みすぎたり、相手の進路を妨害してしまうと入れ替わりが上手くできず、回転不足になる、或いはカップルとしての移動距離が短くなります。
今回は説明を省略しますが回転速度に関しても同様です。
ラテンでも組んでいるときの入れ替わりはスタンダードと同じです。
スタンダードとの相違点は手が離れるという点ですね。その分ラテンは離れたり近づいたりするので距離感について考えてみましょう。
例えば女性と男性が近づく場合、今回はざっくり3パターンに分類してみます。
の三種類に分けます。女性の立場で移動距離を具体的に考えてみます。女性の移動距離は
となります。
しかし大きく踊ろう!頑張って動こう!と考えるあまり、常に3のパターン、とにかく沢山移動する!!という人は結構多いです。
ありがちなのは
1.二人とも近づくパターン
なのに
3.自分だけが近づくパターン
と勘違いしているケースですね。
頑張って移動したのに、相手も近づいて来たので、結果的に近づきすぎてスペースがない…踊りづらい、、、となるパターン。必要のないところで頑張ってしまった結果ですね。
またタイミングについても同じようなことが言えます。例えば、2にアクセントが欲しい場合。
とざっくり分類できます。動き方も色々あります。
1.男女同じタイミングで。(男女の動きに時間差なし。シンクロ)
2.男性のタイミングは2、女性のタイミングは少し遅れて2の後のaや&(男女の時間差があり)または女性はステップなし。
3.男性のタイミングは女性より少し早く2の前のaもしくは&、女性のタイミングは2(男女の時間差あり)または男性はステップなし。
女性は遅れて動くパターンで頑張って早く動きすぎてしまい、男女の動きの時間差がなくなってしまう、というケース。スライディングドアーズやファンで「リードが来てから動いて!」とか「早すぎる!」と言われたことのある人、結構いるんではないでしょうか。また、バリエーションになると男女のどちらかしかステップがないこともあります。自分がアクセントをつける必要なないところもあるのでそこは相手に任せましょう!
「とにかく頑張る」「とにかく動く!」とだけ考えていると相手との関係やカップルでどう見えるか、という点がおろそかになりがちです。ソロダンスなら自分がとにかく思いっきり移動したり、思いっきり身体を使えばOKかもしれませんが、ペアで踊る場合はそれが裏目に出て相手との位置関係を壊してしまう場合もあります。まぁソロだろうと緩急をつけることなど表現も考えると「とにかく動く!」ではなく、ここでは(カップル全体で)どう見せたいのか、効果的なのはどんな動きなのか、よく考えて踊る必要があります。
分かってはいらんだけどなかなか難しくて、自分達もワルツのリバーススイブルを習った際に
女性が内回りということは知っている、、、内回りなので小さくステップしなくてはいけないのは知っている、、、でもこんなにも小さく?!
という経験がありました。前進って言うけどコレ半ばクローズに近いよね。想像以上にに小さい、、、
という感じで、気をつけていてもやってしまうのが世の常ですが「とにかく頑張る」と考えるだけでは上手くいかないこともあります。スタンダードもラテンも役割・距離感・タイミングがカップル全体で良く見えるように気をつけて練習してみて下さいね~!
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社交ダンスはペアダンスです。二人の入れ替わりを見せる、あるいは距離感・タイミングを変化させることによって様々な表現が可能となります。
スタンダードではほぼ全てのステップ、ラテンでも多くのステップが二人が入れ替わりを伴いながら踊ります。
ターン、回転を伴った入れ替わりではペアの二人がそれぞれ
- 外回り
- 内回り
外回りのときは、最適なルートを通りつつ目的の位置まで移動する必要があります。内回りに比べると移動距離が長いです。
このときは冒頭に出てきたような「頑張って動く!」が効果的である可能性が高いです。
一方、内回りのときはとにかく進むのではなく外回りの人が適切なルートを通れるようにする、外回りの人に合わせて移動する・回転する必要があります。
内回りの人が進みすぎたり、相手の進路を妨害してしまうと入れ替わりが上手くできず、回転不足になる、或いはカップルとしての移動距離が短くなります。
今回は説明を省略しますが回転速度に関しても同様です。
ラテンでも組んでいるときの入れ替わりはスタンダードと同じです。
スタンダードとの相違点は手が離れるという点ですね。その分ラテンは離れたり近づいたりするので距離感について考えてみましょう。
例えば女性と男性が近づく場合、今回はざっくり3パターンに分類してみます。
- 二人が同じ距離進んで相手に近づく
- 男性が女性に近づく
- 女性が男性に近づく
の三種類に分けます。女性の立場で移動距離を具体的に考えてみます。女性の移動距離は
- そこそこ移動する(自分と男性との中心地点に集まる。)
- 移動しない、または小さく(女性はその場)
- たくさん移動する(男性のいる位置まで移動する)
となります。
しかし大きく踊ろう!頑張って動こう!と考えるあまり、常に3のパターン、とにかく沢山移動する!!という人は結構多いです。
ありがちなのは
1.二人とも近づくパターン
なのに
3.自分だけが近づくパターン
と勘違いしているケースですね。
頑張って移動したのに、相手も近づいて来たので、結果的に近づきすぎてスペースがない…踊りづらい、、、となるパターン。必要のないところで頑張ってしまった結果ですね。
またタイミングについても同じようなことが言えます。例えば、2にアクセントが欲しい場合。
- 二人とも2を取る
- 男性が2を取る
- 女性が2を取る
とざっくり分類できます。動き方も色々あります。
1.男女同じタイミングで。(男女の動きに時間差なし。シンクロ)
2.男性のタイミングは2、女性のタイミングは少し遅れて2の後のaや&(男女の時間差があり)または女性はステップなし。
3.男性のタイミングは女性より少し早く2の前のaもしくは&、女性のタイミングは2(男女の時間差あり)または男性はステップなし。
女性は遅れて動くパターンで頑張って早く動きすぎてしまい、男女の動きの時間差がなくなってしまう、というケース。スライディングドアーズやファンで「リードが来てから動いて!」とか「早すぎる!」と言われたことのある人、結構いるんではないでしょうか。また、バリエーションになると男女のどちらかしかステップがないこともあります。自分がアクセントをつける必要なないところもあるのでそこは相手に任せましょう!
「とにかく頑張る」「とにかく動く!」とだけ考えていると相手との関係やカップルでどう見えるか、という点がおろそかになりがちです。ソロダンスなら自分がとにかく思いっきり移動したり、思いっきり身体を使えばOKかもしれませんが、ペアで踊る場合はそれが裏目に出て相手との位置関係を壊してしまう場合もあります。まぁソロだろうと緩急をつけることなど表現も考えると「とにかく動く!」ではなく、ここでは(カップル全体で)どう見せたいのか、効果的なのはどんな動きなのか、よく考えて踊る必要があります。
分かってはいらんだけどなかなか難しくて、自分達もワルツのリバーススイブルを習った際に
女性が内回りということは知っている、、、内回りなので小さくステップしなくてはいけないのは知っている、、、でもこんなにも小さく?!
という経験がありました。前進って言うけどコレ半ばクローズに近いよね。想像以上にに小さい、、、
という感じで、気をつけていてもやってしまうのが世の常ですが「とにかく頑張る」と考えるだけでは上手くいかないこともあります。スタンダードもラテンも役割・距離感・タイミングがカップル全体で良く見えるように気をつけて練習してみて下さいね~!
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