そろそろ事態が落ち着ついて欲しいという思いとは裏腹に、状況は悪くなる一方のコロナウイルス。このブログでも度々取り上げていますが、状況は刻一刻と変化しています。


僕らのエントリーしていた統一10ダンスも延期の知らせが。これで4月の競技会は団体によらず全て中止に。3月の試合の中にはわざわざ主催者が「開催します!」と宣言していたものもありましたが、結局全て中止となりました。5月、6月の競技会やパーティーを中止を決定しているところも出始めています。


こんなに試合がないのは初めてですね。ポジティブに考えると、それはそれで自分のダンスを見つめ直す良いチャンスとなっています。ここからは少しネガティブな話になってしまいますが、生活の話をしたいと思います。


一時的に多かった「恐れてばかりでなく経済を回していこう!」という風潮はすっかりなくなり、飲食店やライブハウスなど人が減ってきているとのことです。大船にもたくさん個人店があります。


僕と綾先生は応援も兼ねて積極的にお気に入りの店に食事に行っていますが、日が経つにつれてどんどんお客さんが減っているのを感じます。今週は特に少なく、お店にいるのは僕らだけ、、、という状況に何度も出くわしました。


ダンス教室の生徒はどうでしょうか。先週末の外出自粛、感染者数の増大などの影響で今週からお休みが増えました。ある意味ではコロナウイルスの怖さがリアルになり、多くの人が気をつけ始めたということで良い兆候だと言えます。


同時にこれはいよいよダンススタジオの存続が危なくなってきたと言えます。このまま自粛が続くと廃業せざるを得ないスタジオはかなりの数になるでしょう。もちろん僕の勤務するスタジオも例外ではありません。


当然スタジオへの打撃だけでなく、先生個人個人への影響も大きいです。ダンスの先生は歩合給ですのでレッスン数が0=収入が0となります。生きる為にダンス以外の仕事を探し始めている人もいることと思います。


社交ダンスは濃厚接触です。万が一自分が気づかずコロナウイルスに感染していて、生徒さんに感染させてしまったら、、、と考えると本当に恐ろしい。レッスンしている全ての先生が、こういった不安と戦いながら仕事をしていることと思います。


もはや絶対に安全というものはなく、それはダンススタジオも例外ではありません。団体レッスンと比較すると個人レッスンはいくらかマシかもしれませんんが、先生が感染していないとは言い切れないですから。日本では検査ができないので、感染していない証拠を示すことはできないのです。


スタジオでは換気と消毒をこまめに行っていますが、これだって確実とは言えない。ウイルスは見えないから。消毒と換気を行っているから安全だよ!だなんて絶対に言えない。


まぁ長々と書きましたが、シンプルに言えば
「このまま長引くと生活に困るけど、生徒さんに来てとは絶対に言えないし宣伝もできない」という状況です。まさに八方ふさがり(笑)


ただ、最前線で闘っている医療従事者のみなさんや、感染してしまい闘病している方々のことを考えると全然小さな悩みです。3.11の時も感じましたが、こういった時に本当に自分は無力だなと。


正直、震災の時はプロになったばかりで生活基盤もできていなく他人の心配はできなかった。でも今は、こんな状況だからこそ何かできないかと考えることができている。少し成長したみたい。毎日コロナのニュースで滅入っている生徒さんにオンラインで何かできないかなと準備しています。


、、、、と書いたけど、また来週には状況が変わっているかもね。とにかく感染しない、させない、、、、気を付けて過ごしていきましょう。



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