多くのスタジオが営業を再開し初めて2週間が経ちました。皆さんの中にもレッスンに行ってみた、まだまだ社交ダンスはちょっと無理、、などなど様々でしょう。まだレッスンを再開していない方は、実際のところどんな様子なのか気になるところだと思います。今日は最近のダンス教室の現状をお伝えしたいと思います。

まず、ダンス団体は複数あるのですが、各団体が教室の感染予防策のガイドラインを出しています。
実際に目を通してみましたが団体による大きな違いはなかったです。で正直なところ、このガイドラインには何の強制力もなく、どの程度対応するかは教室毎の判断になります。

これはダンス教室だけではなく今回の感染症対策全般に言えることですが、人によって意識が大きく異なります。ある人はこの対策では不十分で心配だと言い、ある人は気にし過ぎだという。これは生徒さんだけでなく、教室経営者毎に違うし、同じスタジオ内でのスタッフ間でも異なっています。

そういった理由から、スタジオ毎に感染予防に対する意識は大きく異なっているのが現状です。これからスタジオに通う人、また、複数のスタジオに通う人はこれは頭に入れておく必要があるかなと思います。

僕らとしては、なるべく多くの生徒さんが安全だと思える状況を作る必要があります。他の多くのスタジオと同様に以下を実施しています。

・窓の開放による室内の換気
常時窓を開放してレッスンしています。
ただし最近では、マスク着用に加えて気温の上昇もあり熱中症のリスクが大きくなってきているので、様子を見て窓を閉めて室内を冷やすこともあります。

・入室時間の調整
レッスンの15分前入場、15分前退室をお願いしています。なるべくスタジオに人が少ないようにということです。こちらは皆さん慣れてきたようで有難いです。

・手洗いのお願い
まずは着いたら手洗い!こちらも皆さん習慣化されてきました。もちろんスタッフもレッスン前後で手洗いしています。

・予約時間の調整
スタジオが混雑しないように、予約の調整をしています。

・消毒
消毒しているよ!と言われても目に見えないので不安は残りますよね。正直、消毒している僕らもちゃんと消毒できているかは不安です。ただ、効果がある可能性があることはしっかりやっておく必要があります。

具体的にはアルコール消毒・次亜塩素酸ナトリウムでの消毒を行っています。次亜塩素酸ナトリウムとはキッチンハイターを薄めたもので、こちらは科学的にウイルスの消毒に効果があると言われています。
薄めたキッチンハイターで拭いた後に水拭きしているので、乾くまで少し時間がかかります。隙間時間はアルコール、時間のある時はハイターと併用しています。(ちなみに次亜塩素酸水は科学的根拠に不安があるので使用していません。)

皆さんが触れそうな部分は全て拭いているつもりです。おかげで壁が少しキレイになった!ただ、ハイターやアルコールの影響で痛んでるものもあるかな(笑)
大まかには以上のような感じかなぁ。

で実際の混雑具合はというとこれもスタジオにより異なると思う。
うちのスタジオ、というか僕らの生徒さんに関しては7~8割の生徒さんがレッスンを再開しています。ただ、時間の調整をしているのでスタジオ内の人数は先生を含めて5~6人に収まっています。

個人的には時間で人数制限をちゃんと定めた方が良いと思い提言したけど、うちのスタジオでは人数制限は設けないとのこと。先ほども書いたけど、人によって感染予防の意識が違うからね。先生同士でも違います。正直、どこまで妥協できるか?という感じ。

また、個人が経営するダンススタジオでない場所、いわゆる公共施設を利用する場合はその場所のルールにのっとってレッスンをしているとのこと。こちらは地域によって大きく異なっているようです。現状は以下のような感じみたい。

・人数の制限の徹底
・組んで練習することは禁止でシャドーのみ
・そもそも社交ダンスにはまだ貸せない

「社交ダンス」は不可。なので名前を「ラテンエクササイズ」として、ラテンのシャドークラスのように少しスタイルを変えて行っているところもある。スタジオレッスンとはまた違った大変さがありますね。

とりあえず、現状はこのような感じではないでしょうか?
ちなみに、、、感染症対策は完璧です!安心して起こし下さい!というところは信用しちゃだめよ(笑)
感染対策に力を入れていれば入れているほど、完全に大丈夫と断言できるなんてことはあり得ないことが分かります。僕らも不安に思いながら消毒してます。ウイルスが目に見えればなぁ、、、

大丈夫かどうか?安心できるかどうかのジャッジをするのは教室でなく、みなさんです。
もし不安が勝るなら様子をみた方が良いでしょう。そんな中で踊っても楽しくないからね。
もし行っても良いかな?と思ったら是非行ってあげて下さい。先生も喜ぶと思います。