コロナウイルスの影響で見直されたことの一つに「人と会う」ということが挙げらると思います。気軽に人と会えない、となると必然的に会う人が厳選されます。以前は複数のスタジオやサークルにたくさん通っていた人も、その中から選んで通う人が多いのではないでしょうか?


何となく惰性で通っていたり、暇だから行ってみるかということは少なくなり、本当に行く価値があるところへ行くようになる。これはダンス意外でもそうなんじゃないかな。


映画が趣味の人はちょっと気になるくらいの映画はパスして本当に見たい映画に絞るかもしれない。買い物が趣味の人はショッピングモールをブラブラする時間が減って目的のものを買ったらすぐに帰るかもしれない。


人と会う、人のいる場所へ行くということと感染のリスクが常に天秤にかけられていて、それに見合った価値が提供できるかということが新たな基準となっているように思えます。


逆に考えるとこれはチャンスとも考えることができるかもしれない。僕は、もともと社交ダンスには二面性があると思っています。


一つはルールさえ知っていれば誰とでも踊れるという「気軽さ、カジュアルさ」。


もう一つは私服では絶対着なような練習着だったり、ダンスをやっていなければ絶対着ないであろう美しいドレスを着て踊る「非日常感」。


「気軽さ、カジュアルさ」この側面がコロナの影響でやや厳しくなっているというのが現状です。感染症の影響で誰とでも踊るということへの警戒心があるということは否めません。社交ダンスの普及にはこちらの面が大切なので、これはかなり痛い。今まで「気軽でカジュアル」だと思っていたものが全て「非日常」になってしまった。


そういう意味では今の時代は、人と会って誰かと踊るということだけで非日常となりえるのかもしれない。コロナで価値観が変わった世界では、感染リスクの少ない安全でダンスを楽しめる場所というものの価値が、以前と比べて高いものになっていくかもしれません。


手軽に人と触れ合えない時代だからからこそ、社交ダンスの価値は高くなると考えることもできます。普段は気軽に握手もできないのに、他人の手をとることができるなんて非日常!さらにドレスアップもできて社交ダンスって本当に別世界!と大人気に!


ってこれは楽天的で希望的観測です(笑)普通に文化として消滅する可能性があるのも事実。コロナだろうが何だろうが、社交ダンスが人生を豊かにしてくれるものだという確信はあります。みんながダンスを楽しめるように考えて、実行していく必要がありますね。


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