生徒さんの中には僕だけに習っている訳ではなく、他の先生のレッスンを受けてる人もいます。実は、他の先生にこう教えてもらったけど理解しきれなかったので教えて欲しいと言われるということは少なくありません。


「いやいやそれは僕に聞くよりもその先生に直接質問した方が早くない?」と思いつつも、何だか困っているから僕なりの解釈で良ければと思い答えて続けていると、、、これが結構好評で質問が絶えない状態に(笑)


確かに僕もA先生に習って当時はピンとこなかった内容を、後日B先生に違うアプローチから教わったらすぐに理解できたいう経験はたくさんあります。ダンスでもセカンドオピニオンのような使い方は有効かと思います。レッスンで僕と生徒さんが一緒に悩みを解決していくまでの過程はこんな感じ。


1.言葉にできるか
先生に教わった内容を僕に伝えることができるか?生徒さんにとっては最初の難関ですね。でも、自分の言葉で整理するということはめちゃくちゃ重要です。整理されることで理解できて自己解決する場合もあります。しかし言葉にすることが難しいことも多いです。そういう場合は僕がしつこく質問するようにしています(笑)それに答えているうちに生徒さん自身の理解が少しづつ言語されていきます。


2.隠れている言葉を探す
先生から生徒さんへ、生徒さんから僕へと伝わっている言葉は正確ではありません。先生→生徒さん→僕、というような伝言ゲームのような形になっていますので大きな間違いはないにせよ、100%正確とは言い切れず、ニュアンスが変わってしまっている可能性も十分あります。


また、一生懸命練習しているうちにキーワードが抜けちゃっている場合も少なくないです。
「先生にもっと前にと教わりました!」
「えっ!?何を?胸?腰?」
「、、、、、何でしたっけ(笑)?」
みたいなことも良くあるよね笑


3.意図を予想する
先生はなぜそのような指導をしたのか?なぜそのような言い回しにしたのか?これは同業の腕の見せ所で結構楽しいし勉強になる。自分はそういう言葉のチョイスはしないけど、そういうアプローチの仕方もあるのかと気が付かせてくれます。


もちろんそれは僕の予想に過ぎませんが、多分こういうことじゃないかな?というのを僕自身の言葉で伝える。ちょっとしたニュアンスの違いで分かったりするからね。もちろん僕の言葉が響くとは限りません。あくまで一例ということです。


というようなことをやっているうちに生徒さんの頭の中が整理されていくことが多いようです。ただ注意が必要なのは生徒さんが分かった!となっても、先生の意図するところとはズレている可能性もあるということ。なので「これでやってみて、ダメならまたそれを踏まえて考えましょうか。」という感じで対応しています。

そしてこれは単純に僕にとっても面白いし勉強になる笑。こんな言い回しやアプローチがあるのか!と気がつかされたりします。



最後に、これは場合によってはみんなのレッスンや練習にも応用できるんじゃないかな。自分のパートナー、先生、先輩後輩、ダンスの理論や感覚を共有がうまくいかない時は上記のことを意識して伝えたり、または聞き役になって引き出してあげると良いかもしれません。



クリックお願いします!

社交ダンスランキング



こちらもどうぞ
教室掛け持ち・先生の掛け持ちのメリット・デメリット
言葉を端折ってはいけない
先生に質問してみよう

神奈川県鎌倉市大船の社交ダンス教室
Mato Ballroom Dance Club

麻戸 洋輔・中村 綾


Mato Ballroom Dance Club の HPはこちら



麻戸・中村が主催するヤングサークルTeamKのHPはこちら


レッスンのご予約はこちら



社交ダンスランキング