今はもう平常通りですが、コロナの影響でクラスレッスンは組まないレッスンになっていた時期がありました。相手と組まない、ということはずっと両手が空いていますので他のクラスよりフリーアームの練習になります。


生徒さん達はアームの形や出すタイミングはかなり気にしてくれるし、すぐ覚えてくれます。しかし「どのくらいのスピードで」「どれくらい時間をかけて」「どんな軌道で」アームを出す・しまうのかというところが難しく感じるみたいです。


そもそも、アームはタイミングがあいまいになっていることは多いですよね。以前もこちらで書きました→アームをしまうタイミングを考えよう!


皆さん自分のステップのカウントは覚えいると思いますが、、、、多くの人が覚えているカウントは基本的にフットタイミング、つまり足を置くタイミングです。アームのタイミングについては曖昧な方も多いのではないでしょうか?


例えばチャチャチャのロックステップを思い浮かべて下さい。カウント234&1だと、足は5歩あります。カウント=歩数です。
ではそのときアームは?2(右)3(左)4&1(右)と3回しか出さない人がほとんどだと思います。実はこのように足と違うタイミングでアームを動かす時もあるので、混乱しやすいのです。


足を動かすときはビートバリュー(1歩あたりに使える時間)を考えて歩幅の大きさを決めて踊っています。シャッセやロックのときに「4&は半拍なのでここは歩幅を小さく踊りましょう」と指導されたことのある人は多いはず。


1歩に使える時間が他のステップの半分しかない、間に合うように移動量も半分にしましょう、ということです。


アームも同様で使える時間、ビートバリューを考えて動かしてみましょう。間に合わない、早く動きすぎる、止まってしまう、やりすぎてしまう、これはアームの時間配分ミスが原因であることがあります。アームを動かす軌道も使える時間に応じて変わります。


時間に余裕がない場合は飛行機や新幹線で一直線に向かうし、時間がたっぷりあるならば途中でちょっと寄り道しながら向かうこともできます。アームの軌道もそんな感じです。


例えば
種目はチャチャチャ。時間は短い→手を一気に上(目的地)に投げるような出し方。
種目はルンバ。時間が長い→円を描くように下から横、上へと手をゆっくり上(目的地)へ持っていく。


というように変化させる必要があります。ある時は最短距離でスピーディに、またあるときは遠回りをしつつゆっくり動かす必要があります。


なんだか上手くアームが出せない、という人は「このアームは何拍かけてどこからスタートしてどこにたどり着けばいいのか?」と考えてみてください。アームが間に合わない人は本当に最短ルートで出しているかチェックしてみましょう。使えるカウントがたくさんあるのに余ってしまう人はどうやったらもっと遠回りできるか考えてみましょう。これだけでも、けっこうアームがキレイになるはずです。


こちらもどうぞ
女性らしいアーム
女性はシャドーが必要?!
女性らしく踊るには



クリックお願いします!!

社交ダンスランキング


神奈川県鎌倉市大船の社交ダンス教室
Mato Ballroom Dance Club

麻戸 洋輔・中村 綾


Mato Ballroom Dance Club の HPはこちら



麻戸・中村が主催するヤングサークルTeamKのHPはこちら


レッスンのご予約はこちら



社交ダンスランキング