競技選手にもデモの振付をしています。


踊りのメインパートは自分のルーティンがあるので、スイスイ決まります。しかし、普段の競技会ではやらないイントロやエンディングが意外と難しく感じるよう。


デモはあらかじめ曲が決まっているので「音楽のこの音に合わせて、この動き」とか「ここの音は優しい音だから柔らかく踊る」など、音楽と踊りを細かく合わせることができます。


競技会でも音楽を聴いて表現をしようとするけど音楽をその場で聴いての即興。また競技会で他のカップルとの比較対象で勝ち上がるためにはパワーやスピード感が必要。


となると必然的にパワーやスピード感、歯切れの良さなどを優先しがち。柔らかい表現ばかりだとフロアで消えてしまうこともあるしね。


デモの場合はフロアに一組。なので、柔らかい動き方、シームレスな継続性のある動きにもチャレンジしやすいです。


普段はビシバシ踊りがち、表現がワンパターンになりがちな人にはとってもいい練習になります。


例えば、音が静かでゆっくりだからそれに合わせてゆっくりキレイに動く、というのは、普段シュバッと動いている競技選手は苦手な人多いです。みんな音よりも早くなっちゃう。笑 身体をコントロールする練習にもなりますね。


高いレベルで踊るには表現やコントロールも必要になってくるので、デモを踊る機会がある人は表現も頑張ってチャレンジしてみましょう!お気に入りの曲で色々と表現を練習するのは難しいけど楽しいよ。



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