年々スポーツの分野では様々な研究が進んでいています。僕は高校と時にテニスをしていたのですが、当日はサーブ&ボレーといって、ネットの近くまで間合いを詰めて攻めるという手法がよく使われていました。


それが今ではその戦法はものすごく少なくなりました。ショットのスピードが上がったことによりネットプレーではサイドを抜かれてしまうことが多くなったからです。


ショットのスピードが上がった背景にはラケットの性能の向上や、打ち方の研究が進んだことがあります。人間の身体の構造、物理学などからよりエネルギー効率の高い打ち方が研究されて続けています。


ダンスも同様でアップデートされています。僕の先生は「今はいい時代ね。昔はどうやっても不可能なことも、気合が足りない!とやらされてきたのよ笑」なんて言っていました。


まだ情報が不十分な時代では、その動作が「物理的に不可能なのか?」「技術が足りなくてできていないだけなのか?」その判断が非常に難しかったと思います。


先人達の苦労もあり、今ではかなり研究が進んでいます。多くのことは理論的に説明ができると思います。お互いのの頭の位置、ポジション、傾く量、回転量、そういったものを力学的に考慮して踊ることが可能になってきています。


物理や数学の良いところは例外を除いて、基本的には必ず答えが出るということ。同じ計算式ならば、必ず同じ結果になる。これは良いことではありますが、ダンスに当てはめた時に逆に落とし穴となることがあります。


自分の踊る相手は物体ではなくて生き物です。つまり意思を持って動く不確定な要素なのです。この点を忘れてしまい、こうリードしたのに何でそう動かないんだ!と喧嘩になってしまうケースが多い気がする。


物理の問題と違い、こうリードしたら何回やってもこう反応がくる!というものではないという点に注意する必要があります。


物理の法則に当てはめて踊るとめちゃくちゃ踊りやすくなるのは事実です。なので、これが絶対的なものと考えてしまいがちですが、生きている者同士が踊っているが故に、いつも少し違う。これがダンスの面白さでもあると思います。




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