ダンスを長年習っていると、初めの頃に習ったことから内容が変わってくることがあります。内容が変わる理由はいくつか考えることができると思う。


・自分のレベルが上がって次の段階へ進んだ
・先生を変えて違うアプローチになった


上記のようなことが考えられます。と同時に


・ダンスそのものが時代と共に進化した


この点も考慮する必要があると思います。今と5年前、10年前と時代を遡るとダンスがどんどん進化してきているのが分かります。その中でも今日は「脚を残す」という表現について考えてみましょう。


僕が学生の頃に大切だと教わったのは地面を押すということでした。前進することを考えると、押し続けた証拠として後ろの脚が地面に突き刺さった状態になる。ちゃんと床に刺さった状態を見せなさい、ということでした。これを「脚を残す」と表現していました。


ところが、今ではこの「脚が残っている」状態を「典型的なダメな例」として挙げる先生が多い印象です。残すことで動きが途切れ音楽表現が難しくなるというのが主な理由です。今のトップダンサーはみな脚が抜けていくスピードが速いですよね。


そのようにアップデートされた情報を教えてくれる先生も、現役の頃は「脚を残して」踊っていたとのこと。引退した後も研究や練習を継続することで指導する側も進化しているということは大変素晴らしいことです。


現役を引退して勉強しなくなってしまうと、そもそも「脚を残す」時代の知識しかない。または知識はあるけど練習していないから再現できない。結局自分が現役の時に教わった内容が1番でそれしか教えられない。


レッスンの質を見抜くには、やはり自分でも最近のダンスをみて勉強するしかないかな。余裕があるなら昔のダンスもね。ダンスがどのように変化してきているのか分かると「脚を残す」デメリットが見えてくると思います。


ちなみに「脚を残す」練習をした時間は無駄になってかというと、そういう訳ではありません。地面をしっかりプレスする練習になり、今でも役に立っています。練習において無駄なことはないとは思います。


足を残すように力強くプレスしつつ、ボディを使って素早く脚を振りぬく。結果、足は残らない。文章にするとこんな感じかなぁ。指摘された時はどんな意図で言われたのか気を付ける必要がありそうです。




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