ダンスは見た目が重要です。もちろん動きも重要ですが、仮に同じ動きならば見た目が良い方が評価が高くなります。見た目が良いとはどういうこと何でしょう?一つはシンプルにカッコいいと感じるかどうかだと思います。


どうすれば他人にかっこよく見られるのか?という点に関しては、他ジャンルのダンス、ファッションモデル、アイドルなどあらゆる分野で計算されていて、社交ダンスもそのセオリーから大きく外れることはないと思います。


それに対して、「カッコいいかどうかは微妙だけど、何だかパワーを感じる、凄さがある。」というラインがあるのも確かです。冷静に考えれば変な形なんだけど、何だかかっこよく見えてきてしまう(笑)ちなみに僕らが習い続けてる某外国人の先生のレッスンではこの系統のラインがよく出てきます。


僕の好きな漫画、ジョジョの奇妙な冒険にも正にこの「よく見ると変だけど何だかすごいライン」がたくさん出てきます。ファンの間では「ジョジョ立ち」と呼ばれる独特のポーズ。



なぜこのポーズがそんなにも沢山の人を引き付けているのか?作者の荒木飛呂彦先生はインタビューでこんなことを言っていました。


「人間の関節の構造的にはここまで曲がらないでしょ?漫画だとそこよりももうちょっとだけ曲げる。」


構造的に無理だけどそこを少しだけ超える。不自然に見えない範囲で少し超えるのが魅力的に見えるポイントのようです。


社交ダンスのポーズも同じで、限界まで伸ばしたラインから、そこを超えてもう一段伸びてみましょう。限界と感じても意外ともうひと伸びできたりします。その伸びがあるかないかで印象がガラっと変わる可能性があります。


一見ちょっと変なポーズだったとしても限界を超えて伸びることで、ジョジョ立ちのような個性的でインパクトのあるラインができるかもしれません。ラインがうまく決まらないなぁという人はとりあえず伸びてみると良いかもしれません。



Mato Ballroom Dance Club
麻戸 洋輔・中村 綾


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