先日の地震、皆さまは大丈夫でしたか?幸い僕らの住んでいる地域は停電もなく無事に過ごせています。被害に遭われた皆様が1日も早くいつも通り生活できるように祈っております。


東日本大震災の経験で日本の地震への意識は10年前と大きく変わっています。自宅に防災道具を置いて、これから1週間は警戒し続ける必要があるということ理解していてます。もちろん何もないに越したことはありませんが備えがあります。


10年前も、大きい地震が来た時はどうする?ということは小学校の防災訓練で習っていたので頭では理解していたはずです。しかし経験がなかったので、心のどこかでそんな大きい地震は来るはずない、と思ってしまっていました。つらい経験でしたが、そのおかげで対策をすることできます。


災害と比較するのは適切ではないかもしれませんが、実際に経験しないと分からないということはダンスにもあります。


例えば人に見られているという状況で本番を踊るということ。競技会や発表会がそれに当たります。初めて競技会のフロアに立った時のことは緊張しすぎて覚えていません。唯一覚えているのは、先輩に見守られながら踊るという練習はさんざんやってきたのに、同じ見られているでも本番は全く違ったということだけです。


会場の空気、競技会の空気、完全に飲まれてしまった。もちろん結果はダメでした。出てみないと分からない部分かなと思います。これは発表会も同様です。


初めてイギリスに行った時も似たような経験をしました。海外選手がめちゃくちゃ上手いのはもちろん重々知っていたつもりです。ただ、練習場や競技会場のあの空気感を通して経験することで、自分の認識が全然違っていたということが体感できました。海外のトップ選手は想像していたより10倍くらいすごい。


まぁ正直ダンスの失敗は命にかかわることは少ないので、考えるよりもどんどん経験していくのが良いと思います。万が一その時は失敗しても、その経験が次につながるはず。


ただ、自然災害は命にかかわるものです。防災グッズをチェックして備えつつ、しばらくは警戒しながら過ごしていきましょうね。



Mato Ballroom Dance Club
麻戸 洋輔・中村 綾


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