「ステップの順番とかタイミング、覚えていないけど、リードしてもらえれば踊れます!」と、生徒さん。


「…え?…おーい!そんなにはっきりと言わんでも(笑)。覚えて(笑)。」ってなるけど、これってある意味ではわりとなんとかなる。


リードは合図です。リーダーが
  • 方向
  • タイミング
  • ポジションの変化
  • 次のステップ
などを教えてくれます。だからタイミングが曖昧でも、ステップ覚えてなくても教えてもらえる。そういう意味ではなんとかなるね。ただし、何の動作がどの合図を指すか理解していて、合図に対して正しい反応を正しいタイミングで返せれば、ですが。


このシステムって車でいうカーナビのような感じだよね。
今はカーナビの性能が良いので、早めにルートが分かるし、この先の道が渋滞してたら迂回路を教えてくれます。曲がるところ間違えちゃっても、すぐその道に合わせて目的地までの道のりを再検索してくれます。


上手な男性と似てる。上手な男性だと早めに、はっきり合図してくれるし、他のカップルがいて進路を変更する際もスムーズ。女性にリードが通じなくて、違うことをしても間違ったステップを逆にフォローして合わせてくれたり、すぐリカバリーできるようにカバーしてくれる。


逆にGPSの調子とか悪いとかカーナビの性能が悪いと「『20m先、右折します』と言われたけどギリギリすぎて、もう右曲がれないよ、教えるの遅いよ~!」となる。これはリードするタイミングが遅いときに似てるね。


女性はこの場合、車側かな。
右折してとナビが言っているのに、左折したり、40m先の交差点なのに手前の交差点で曲がったら、行先が変わっちゃう。そうするとホントは10分で着くべきところを20分とかかかってしまう。つまり最適なパフォーマンスができない、ということです。


でもダンスの場合はもっとやることが複雑。先ほど述べたように、男性の何の動作がどの合図を指すか理解している必要があります。


例えばスタンダードで「プロムナードポジションになるよ」という合図は、
  • 上半身と下半身の回転量に差ができる
  • 二人の接点が変化する(スクエア:男性の右の内腿と女性の右の内腿の延長線上→P.P.:男性の右の外腿と女性の左の内腿の延長線上)
という動作を男性がします。


接点が気になる方は過去の記事も見てね↓


その合図がきたら、女性も下半身を右に回転させる、あるいは上半身の回転を下半身よりもセーブして自分もプロムナードポジションを取りにいきます。これをワルツだったら3、など正しいタイミングに完了するようにタイミングも合わせてやります。それに加えて、その時々で進行方向が微妙に変わったりするのにも反応しないといけません。プロムナードポジションになるだけでも大変ですね。


リードしてもらえれば踊れる=どんな合図がきたらどのリアクションをすればいいか、いつまでにやればいいか理解してます&実践できます!ということ。これを全てのステップでできたらすごい良いことだよね。


とはいえ、勉強も練習もかなり必要なのでこれはこれで練習して、デモや競技会で上手く踊りたかったらステップを覚えるのをおすすめします。そうするとだいぶ予測が立ちます。


「リードより動くのが早いよ!」と言われてしまう女性の方は、どのタイミングでどんなリードがくるのか、リードが来たらどんなリアクションをするのかもう一度考えてみてね。


「ここ、リードはきてるけど全く何もリアクションしてなかった!!」という衝撃の部分もあったりもします。ワタシモ、アリマシタヨ…。


というわけで、リード&リアクションで確かになんとかなるときもある。けど、習得には時間かかる。マトアヤの生徒さんはステップも覚えようね!(お願いします!(笑))