スタンダードを踊っていて多くの方がホールド、フレームについて悩むことと思います。組んだ姿を上から見た時に「平行四辺形」になっていると美しいと言われています。人によっては楕円と表現することもありますが、少なくとも肘が肩のラインよりも後ろにくると良くないです。


ボディが肘よりも前にくると背中が潰れてみえるだけでなく、相手との共有スペースも狭くなり良いことがありません。特に男女ともに右側がトラブルになることが多いように思えます。


右肘が引けて右肩が前にでる原因は色々とありますが、その一つにフレームを固定してしまっている、ということが考えられると思います。もし皆さんがこの記事を座って読んでいるならば、その場でホールドの形をとってみてください。(電車やバスに乗っている方もやってね)


ある程度踊っている人ならば、座っている時のホールドにはそこまで大きな歪みがないことに気が付くと思います。もちろん最初はこの形も大変ですのでこれは練習の賜物なのですが、これが実際に踊った時にはこうはならない、、、という部分が難しいですよね。


座っている状態というのは骨盤が安定しています。今度はこの状態でボディを使いホールドをゆっくりと右回転、左回転してみましょう。ボディの回転量と肘の回転量が一致していると右肩が前に出ることはないはず。


今度は超高速でやってみて下さい。スピードが出てきた場合、ボディだけを動かしていると腕が微妙に遅れ始めるのが分かると思います。こうなってくるとボディの動きに合わせて、フレームも動かしていく必要があります。


静止している、スピードやパワー、運動量が小さい場合は固めるという方法でも上手くいくと思います。初心者の時に「腕を動かさないで!」と言われるのはこの為です。


ただ動きが大きくなるにつれて、腕を止めようとすればするほど歪んで見えることもあります。しっかりと腕も動かすことで見た目は綺麗に保って見えるということです。分からなくなったら座ってホールドをして、腕を振ってみると分かりやすいかなと思います。試してみてねー!




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麻戸 洋輔・中村 綾


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